キウイフルーツと関わりすぎた女こと、タイです。今回は気になる人も多い(?)キウイフルーツjobについて。
実際にインスタでもメッセージで問い合わせいただきました!
ではTe pukeでのキウイフルーツ事情とはどうだったのか?実際に仕事をしていたタイが詳細を詳しく書いていきたいと思います!
Te pukeでキウイフルーツピッキング
ニュージーランドではあのゼスプリでも有名なキウイファームがたくさんあって、Te puke(テプケ)という場所がニュージラーランドのほとんどのキウイフルーツファームがある場所。
キウイのファームで働きたいって人はTe pukeに行く人が多いと思います。Te pukeとはオークランドから車で3時間くらいの所にあります。
ちなみにこの時タイが住んでいたのはPapamoa!
Te pukeのキウイのシーズンはいつ頃から?
タイがTe pukeでピッキングしたのは5月の中旬~6月の中旬の1ヶ月間で、シーズン真っ只中の時期でした。
友だち曰く、タイが始めた前の週はまだシーズンじゃなく、週2のペースでしか仕事がなかったそう。タイはラッキーなことに始めてすぐ週5ペースで仕事がありました。
求人の募集自体は早めにあるそうですが、最初は週2,3からしか仕事がないそうです。
キウイフルーツピッキングってどんな感じ?
キウイフルーツ専用のバッグを肩から下げて、ひたすらキウイフルーツをピッキングしていく作業です。最初の3日間は手が上がらない覚悟で挑んで下さい。
キウイフルーツは大きいので、バッグが埋まってくるとめちゃくちゃ重いので、肩への負担が半端ないです。ただ、3日目を過ぎると慣れてきて、全く大変じゃなくなります!
最初の3日間を過ぎれば後は楽勝!
Te pukeのキウイフルーツファームはインド人コミュニティで成り立っている!?
オーストラリアのファームはバックパッカーで溢れていますが、ニュージーランドのキウイに至っては話が別。
タイもオーストラリア時代にイチゴファームで2ndビザのために働いていて、そこには色んな国籍の人たちがいて毎日ワイワイ楽しく働いていました。そのせいでファームジョブは楽しいイメージしかありませんでしたが、ニュージーランドのキウイフルーツ事情は違いました。
Te pukeのキウイフルーツジョブはインド人ばっかりです。この業界、インド人コミュニティで成り立っているらしく、多くのオーナーがインド人、もしくはスーパーバイザー(リーダーの様な立場の人)がインド人。
もちろん全てのキウイフルーツファームをチェックしたわけじゃないので100%ではありませんが、タイのファームのオーナー(ネパール人でした)が言ってました。
そのインド人たちは出稼ぎに来ている人も多いらしく、ニュージーランドで稼いでインドにお金を持って帰りたい人もいるので、超本気なんです!私たちのお金を稼ぎたいとは訳が違います。
キウイで一攫千金は本当?どれくらい稼げるの?
Te pukeと言えばキウイフルーツで一攫千金を求めてバックパッカー達が集まる土地…では本当に短期間で一攫千金が狙えるのか・・・?
これは嘘です!!!
こーいうとこ、噂ってほんとヤダなって思います。蓋を開けて見たら、毎年ピッキングをしていてベテラン級のインド人たちにほぼ持ってかれるという現実でしたからね。
キウイフルーツピッキングは歩合制!
キウイフルーツピッキングはチーム制で行う歩合制。自分だけの成績ではなく、10人~20人の大勢のチームで箱を共有して、稼いだ分を割るんです。
当然、自分のチームに早い人がいれば自分のチームの成績は良くて稼げます。
が、反対に早い人たちからすれば、新人は邪魔なんですね。だからインド人たちはインド人たちでベテランインド人のみのチームを結成します。
このチームが早い早い!しかもどうすれば効率良く早くピッキング出来るかを知り尽くしている為、始まったら最後、もう止められません( ᐛ )
Te pukeでインド人たちが起こしたストライキ!
タイの働いていたキウイフルーツファームは8割がインド人でした。その他2割はタイのみアジア人で、他はヨーロピアン。そしてタイたちに起こった悲劇、インド人たちがストライキ!
その理由は「お前たちは遅いからチームを組みたくない」と言う事でした。
インド人のベテランチームとは別に、タイたちバックパッカーが混ざったチームが1チームだけあったんですけど、そこのチームに配属されているインド人たちがタイたちのせいで稼げない!と主張し始め、チームを変えろとストライキ!
オーナーと話し合いが行われ、取られた策は、インド人チームとその他チームを作る事。その他チームはタイを含め、たった6人。インド人チームは20人くらいのチームが2つ。
おかげでタイのチームは新人だらけのチームになってしまい、全然稼げませんでした。箱の数も、毎日倍くらい違いました。結局稼いだ額は1週間$400前後で、フルタイムの仕事をしていた方が稼げたくらい。
キウイフルーツの仕事は欠点だらけ!
正直言うと、この仕事はおすすめしません。
それは稼げないからというより、その他に大きな理由、キウイフルーツは濡れていたらピッキング出来ないという最大の欠点があるから!!
雨の日はもちろん、雨の日の翌日まで影響してきます。そして、キウイフルーツのシーズン時、ニュージーランドは真冬!
するとどうなるか分かりますよね?
真冬の朝って、霜が下りてるじゃないですか。霜でキウイフルーツが濡れてるんですね。そういう場合、キウイフルーツが乾くまで待機になります。
納得出来ないのは、朝8時とかにOrchard(ファーム)集合なんですね。そして、お日様が出て来て、キウイフルーツが乾いてくる10時くらいまで待機。
・・・この時間、いる?
基本的に2時間は待機。ひどい時は、朝から昼の1時まで待機して、まだキウイが濡れてるからって今日は仕事なし。解散!
めちゃくちゃ晴れてて良い天気でも、前日が雨でキウイが乾いてないからって理由で、何時間待とうが容赦無く「今日は仕事ないよ」で解散。
労働者を何だと思ってんだよ!!!!
もちろん歩合制の仕事なので、何時間待たされても給料は発生しません。ガソリン代と時間返して欲しいと何度思ったことか!
せめて毎回待機なんだから集合10時で良いのに、一回もなかったです。だからもう無視して毎回10時前に行ってました。
たまにもう始まってたりするとめっちゃ文句言われるっていう。
タイ的には稼げるどころか、時間をかなり無駄にし、インド人が嫌いになった仕事というイメージしかありません。
判断力大事!稼げないと判断した人はすぐに移動
タイが仕事を始めた初日、10人ほどヨーロピアンがいたのですが、彼らは「稼げない」と判断し、すぐにパッキングへと移動したようで、2日目の日には姿を消していました。彼らの判断は正解でしたね。
ただ、ピッキングの作業自体は慣れたら楽しい!
タイの友だちが行っていたファームも同じで、全く稼げないし、その友だちは「女だから遅い」という理由で仕事を与えてももらえなかったそう。
実は稼げるのはプルーニング作業!
実は1番稼げるのがピッキングのシーズン終わりに待っている枝を切ったり補修したりするプルーニングという作業。
ピッキング前のサマープルーニングとは違うので要注意!
これこそ一攫千金のチャンスですが、稼げるようになるまでに数年かかるらしく、中には才能を発揮する人もいるでしょうが、大抵の人は難しいらしいです。タイはやらずに終わりました。
ネパール人オーナーが「稼げないのが目に見えてるから」と可哀想に思ってくれて、雑用のポジションをくれてアワリー(時給制)での仕事を数日間させてもらえました。
それもオーナーが日本人の友だちと元々知り合いで、タイはその人の紹介で来たから特別扱いだったんです。
コネなしでアプライして仕事をゲットした人は、インド人たちの方が年数が長く、オーナーと付き合いが長いので、仕事を回して貰えないと思います。
タイの友だちはプルーニングにチャレンジしたらしいですが、3日間やって$15しか稼げなかったという…恐ろしいですね。
キウイフルーツパッキングはどんな感じ?
タイが経験したのは、正確にいうとパッキングのシーズン後のCA,リパッキングという作業。
パッキングはご存知の通り、キウイフルーツを箱に詰めていく作業で、パッキングのシーズン後に、冷凍してあるキウイフルーツを再び解凍し、パッキングしていく作業がCA、リパッキングと、タイは受け止めました。
パッキングは週5やそれ以上で安定した仕事がありますが、CAは週3、リパッキングも不定期です。
パッキング工場が決まるまでにもトラブル?
リパッキングの仕事をゲットした方法は、グーグルマップで近くの工場を調べて募集しているか電話したり、直接Waiting listに名前を書きに行って、連絡が来るのをひたすら待ちました。
1ヶ月くらいは連絡が来なかった気がします。そしてやっと連絡が来て「明日8時に集合」とメッセージが。でもタイはその時ホテルでも働いていたので、急に明日と言われてもシフトがすでに入ってしまっていました。
シフトを急に休むと怒られるし嫌だったけど、初日に行って書類とかかなきゃいけないからと友だちに説得され、ホテルに電話。
やっぱり怒られました。不本意だったのに怒られたから余計に落ち込んだ・・・
そして翌朝になっても仕事の詳細が送られて来ないため、工場に確認の電話すると「仕事はまだないよ。メッセージ?送ってないけど」との返答が!
確かにメッセージを受け取ったと主張すると、「私の部署じゃないから分からない」の一点張り!この事件がこの記事に書いた大泣き事件と繋がってました。
「こんな工場で働くもんか!」と思いましたが、ここしか見つからず、もう1回送られてきた連絡でここの仕事をゲットしました。
もし連絡が来ても、何時からなどの詳細が知らされてなかったら、電話で確認しましょう!
ちなみにその工場はTe pukeでも有名なEast pack
Kiwifruit & Avocado Packhouses | Grower Focused | EastPack
タイはこちらでも仕事をしていました。こちらの方が個人的におすすめ
でもEast Packの方が大きい工場なので雇ってくれる人数が多く、働ける日数も多いので稼げます。
結論稼げるのはどの仕事なのか?
タイが1番効率良く稼げたと感じたのは、断然パッキング!
ピッキングは攫千金などと言われているらしいですが、天気に左右される+キウイフルーツのデリケートさでは一攫千金は難しいと思いました。しかも真冬のニュージーランドは雨季。
パッキングで早朝から夕方までを週5,6やらで働いた方が確実に稼げます。そしてパッキングの後、リパッキングにエントリー。このコースが1番稼げると思いました!
リパッキングは1ヶ月ほどと短いですが、何故おすすめなのかと言うと、1ヶ月凝縮して働けるんです!!
リパッキングが始まった週、なんと13連勤でした…!(ギリギリイリーガルではないらしいです。)
朝の8時ー19時まで、一日10時間働き(休憩二回)、$150以上は稼げました。ただしtaxを引かれたら下がりますが。1ヶ月間ほぼ休みなしで働けて、シーズンが終わると同時に潔く終わる。
一日中ひたすらキウイフルーツをチェックするという単純作業で、タイには苦痛で仕方なかったですが、1ヶ月間だけと割り切って働いて、お金を貯めました。
ただし、パッキングは最低時給かちょっと毛が生えたくらい。長時間働けて、安定している、という意味で「稼げる」ということです。
キウイフルーツドリームはそこにはありませんでした・・・
Te pukeとキウイフルーツピッキングまとめ
- ニュージーランドでキウイフルーツジョブと言えばTe puke
- インド人だらけで稼げない実態
- 本当に稼げる様になるにはプルーニング作業だが、マスターに2、3年はかかる
- 結局安定したパッキングが1番稼げる
以上、キウイフルーツjobについて、タイの実体験を元にお届けしました。また隙を見つけて、オーストラリアで体験したストロベリーピッキング&パッキングについても書こうと思います!
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