ホームドラマといえば、あのアメリカの大ヒットドラマ「フルハウス」を思い受かべる人が多いんじゃないでしょうか?
アメリカだけでなく日本や世界中で愛され、ミシェル役だったオルセン姉妹をフルハウスで知った人も多いと思います。
その大人気だった「フルハウス」が放送30周年の2017年に「フラーハウス」として復活!!!「フルハウス」ファンだった人も気にはなっているけれど、「面白いの?」と半信半疑も人も多いはず。
今回はこのコロナの自粛生活を利用してフルハウス全シーズンとフラーハウスを観てみたタイが、「フルハウス」と「フラーハウス」を徹底比較していきたいと思います。
子どもの頃に観ていた懐かしい「フルハウス」の記憶を探りながら読んでみて下さいね!
アメリカンホームドラマの元祖「フルハウス」とは?
まずは元祖「フルハウス」についてちょこっと紹介。
物語は、アメリカのサンフランシスコに暮らすターナー一家が母パメラを亡くし、悲しみに打ちひしがれているところから始まります。
シングルファーザーになってしまったダニーは、親友であるコメディアンのジョーイ、パメラの弟でミュージシャンを目指すジェシーの助けを借りる事を決め、一つ屋根の下で暮らしながら3人で子育てに大奮闘。
3人のやんちゃ娘たちと共に、成長していく家族を描いた、笑いあり・涙ありのドタバタホームコメディーです。
「フルハウス」の登場人物たちを紹介!
「フルハウス」は基本的にこの6人がメインキャラクターで、同じ家に暮らしています。
ダニー・・・3人娘の父親でTVレポーター。几帳面で潔癖症。
ジェシー・・・パメラの実の弟でバンドマン。ロックンロールを愛し、エルビス・プレスリーを崇拝している。
ジョーイ・・・ダニーの親友でコメディアン。子ども好きでアニメが大好き。D.J.・・・しっかり者の長女。真面目で成績優秀だが、時には悪知恵が働くことも。
ステファニー・・・おしゃべりが大好きで何でもD.J.の真似をしたがる次女。
ミシェル・・・ターナー家のアイドル的存在の三女。甘やかされて育ったためワガママなところもある。
そして忘れちゃいけない、脇役たち。脇役たちといっても、ターナー家にとって時に重要人物になる時も。「フラーハウス」でも出てくるので、紹介しておきます。
キミー・・・ D.J.の子どもの頃からの親友で、ターナー家の隣に住んでいる。足が臭い。
ベッキー・・・ジェシーの将来の奥さんでダニーと共にTVショーに出ている。3人娘たちにとっては母親代わりになる時もあり、頼れる姉御。
ニッキー&アレックス・・・ジェシーとベッキーの息子で双子。
スティーブ・・・D.J.の初めての彼氏であり、元カレ。
コメット・・・ターナー家の犬。
「フルハウス」は全8シーズンもあるので登場人物が多く、シーズン後半ではすでにターナー家は大家族に。
この投稿をInstagramで見る
タイはもちろんジェシーおいたんの大ファンです。
「フルハウス」の復刻版「フラーハウス」とは?
「フラーハウス」という名前からして、「フルハウス」の続編であることは察しがつくとは思いますが、「フルハウス」ファンにとっては内容がいかがなものか気になりますよね。
タイも実際そうでしたし、Netflixに上がっていて気にはなっていたんですが、なかなか観る気になれず。「フルハウス」が良かっただけに、その余韻に浸っていたいというか。それに続編って失敗例が多いじゃないですか?
では気になる「フラーハウス」はどうなのかを早速解説していきます!
「フラーハウス」のあらすじ!
「フルハウス」放送から30年、3人の娘たちが今度は自分たちが子どもを育てる年齢へと成長。長女のD.J.は獣医になり、結婚して3人の息子をもうけますが、消防士だった夫を仕事中の事故で亡くしてしまいます。
自身の父・ダニーと全く同じ状況になってしまったD.J.を助けるため、妹のステファニー・親友のキミーは3人で力を合わせて子育てをしていく事を決め、あの懐かしのターナー家に一緒に暮らすことに。
「フラーハウス」の登場人物たちを紹介!
基本的には「フルハウス」に出てくる登場人物がベースとなっているので上記で紹介したメインキャストは省き、新たに登場する人物たちのみを紹介していきます。
ジャクソン・・・D.J.の長男。ロマーナと同い歳。
マックス・・・D.J.の次男で、ちょっと変わり者。
トミー・・・D.J.の三男でまだ赤ん坊。
ロマーナ・・・キミーの1人娘。甘やかされて育ったため、わがまま。スペイン語も話せる。
フェルナンド・・・キミーの元旦那でアルゼンチン人。ロマーナの父。
「フルハウス」の時代にターナー家は6人家族スタートでしたが、「フラーハウス」では7人スタートに。
「フルハウス」放送時から30年経った今、当時子役だった子たちが今では立派な大人になっている姿を見る事が出来ます。1番変わったのはD.J.で、子どもの頃(特に最初の方のシーズン)はぽっちゃりだったので大人になった今はすごく綺麗になってます!
「フルハウス」VS「フラーハウス」!違いは?
復刻版というとキャストが変わったりしてガッカリ。なんてこともありますが、その点「フラーハウス」は「フルハウス」からバッチリ引き継がれているので安心して観ることが出来ます。
そしてなんと日本の吹き替え版では声優陣も同じだとか!!!タイが子どもの頃に観ていた頃、NHKの教育番組で放送されていたので日本語吹き替え版での鑑賞でした。
俳優さんの名前こそ知りませんが、今でもジェシーおいたんのあの甘い声は覚えてるという。
舞台になるあのお馴染みの家も再現されていて、まるであの頃に戻ったみたい!ファンにはたまらない復活となっています。
まずはあのお馴染みの主題歌を比較!
嬉しいことにあのお馴染みの主題歌も同じ!!!キャストが同じだけでなく、主題歌まで同じってもう最高かよ。
まずは懐かしい「フルハウス」バーションの歌をどうぞ!
歌に出てくる人物紹介の映像はシーズン毎に違って、 子供たちの成長を見る事が出来ましたよね。
そして「フラーハウス」バージョンのこの歌は、日本でも人気のカーリー・レイ・ジェプセンがカバーしています。
映像も昔のものと比較してくれているので見応えがありますね〜!
そして驚きなのが、ジェシーおいたんとベッキー夫婦。変わってなさすぎて逆に怖い。相変わらずHOTなこの夫婦は羨ましい!
気になる「フルハウス」と「フラーハウス」のストーリーの比較
「フルハウス」では男3人が娘3人の子育てに大奮闘するのがベースとなり、父親たちのキャリアや恋愛も垣間見ることが出来ます。
「フラーハウス」も基本的には同じで、女3人が息子3人+娘1人の子育てに大奮闘するストーリーがベースとなっていますが、90年代だった「フルハウス」と現代社会の「フラーハウス」では時代背景が大きく異なります。
例えば、「フルハウス」の時代にはまだまだ普及していなかったインターネットが「フラーハウス」の時代には生活の一部になっていて、大人たちだけでなく子どもたちは当たり前にスマホを持っています。
D.J.がティーンだった頃はもちろんスマホなんてなかったので、友だちや家族とは公衆電話や固定電話でのやりとりでしたが、D.J.の息子たちは現代っ子らしくスマホをポチポチ。
友だちとのトラブルも、インターネットを使った嫌がらせや、メディアに左右されるシーンも出てきて、「フルハウス」時代と比べると現代の風刺画のよう。家族の絆についても、時代のせいか「フルハウス」と比べると「フラーハウス」はなんだか薄っぺらく感じてしまいます。
はっきり言うと、「フラーハウス」は友だちと楽しく過ごしているシェアハウス感があると言うか、「フルハウス」にあった、父親が娘たちにどう接していいか分からず葛藤する様や、家族のために頑張る必死さみたいなものが全く感じられません。
もちろん楽しんで見られる設定にはなっているので、ドラマとしては面白い部類に入ると思いますが、「フルハウス」にあったような感動させられるシーンはないかな、と個人的に思いました。
「フルハウス」と「フラーハウス」のキャスト比較!
これは完全に好き嫌いが分かれるとは思いますが、タイ的には「フラーハウス」のメンバーは「フルハウス」のメンバーに比べてパンチが効いていないというか、普通といった感じ。
「フルハウス」を観ていたのでD.J.・ステファニー・キミーの女性軍を知ってはいますが、もし知らない状態でこのドラマをいざ観たって考えたら、主役のパンチが欠けているような気がします。
というのも、ドラマや映画などで3人組を作る際、キャラクター設定にポイントがあり、普通は髪色を被らせないように変えてバランスを取ります。基本的に3人いれば、1人はブルネットで2人はブロンドなど、3人共ブロンドには設定しないのが普通なんですね。
現に、ダニー・ジェシー・ジョーイはダニーがブラウン、ジェシーがブルネット、ジョーイがダークブロンド。
その後の大人気ドラマ「フレンズ」でも同じ事が言え、モニカがブルネット、レイチェルがダークブロンド、フィービーがブロンドの設定です。(フィービー役のリサ・クドローは地毛ではなく、ブロンドに染めています)
3人組の代表格チャーリーズ・エンジェルでも同じで、キャメロン・ディアスがブロンド、ドリュー・バリモアが赤毛(もしくはダークブロンドの時も)、ルーシー・リューがブルネット。ちなみにセックス・アンド・ザ・シティーの4人もそうですね。
その成果もあってか、見た目が異なる3人(もしくは4人)だとバランスが取れ、しっくりくるようになっています。しかし「フラーハウス」の3人組はと言うと、3人共がブロンドなんですね〜。
ブロンドを批判しているとかではなく、なんだかしっくりこない気がするんです。小さい頃から観ていて知っている3人組なのに、しっくりこない。髪型のせいだけではないかもしれませんが、タイはこれが影響しているのでは?と個人的に思っています。
それに辛口意見をされてもらうと、子どもたちが可愛くない・・・
と言うかマセすぎていて、「フルハウス」で観たあのステファニーの生意気だけど憎めない感じや、ミシェルの超絶エンジェルな感じとかが個人的に全くない。
「フルハウス」ではキュンキュンしまくっていたタイですが、「フラーハウス」では一度もなく・・・末っ子のトミーベイビーも、やっぱりあのミシェルとは比べ物にならないです。
タイの大好物、ジェシーおいたん&ミシェルの絡みが可愛すぎる!!!。
ちょっと待った!「フラーハウス」にミシェルがいない!?
「フルハウス」ファンならもうとっくに気が付いているとは思います。そう、みんなのアイドル、オルセン姉妹が演じたミシェルが「フラーハウス」にはいないんです!!!
これだけのメンツが復活しているにも関わらず、1番大人気だった末っ子のミシェルがいないなんて!
その理由はなんと、オルセン姉妹が「復帰に興味なし」だからだそう。調べたところによると、姉妹はアメリカでファッションブランドを立ち上げて大成功。最近は女優業からは遠のいているそうで、フラーハウスの話があった際も、監督や共演者たちから電話や手紙を送るも反応はなかったそう。
しかしドラマの中ではミシェルの存在は健在で、会話のみですが度々出てくる時も。中にはドラマ中に共演者たちが2人に向けて復帰を促すメッセージを送っているシーンもありますよ。
「フラーハウス」は「フルハウス」を観てないと分からない?
「フラーハウス」を観る上で、「フルハウス」を観ていなかった人でも問題はないと思います。ストーリーは毎度、一話完結型で、多少「フルハウス」の影響はありますが基本的に「フラーハウス」オリジナルのストーリー。
登場人物が多いので最初は誰が誰だか混乱する事もあるかもしれませんが、D.J.・ステファニー・キミーが中心となっているのでその3人さえ覚えてしまえば後はなんとかなります。タイも最初は新メンバーの息子3人の名前がどうしても覚えられませんでしたが、シーズン1を見終える頃にはすっかり覚えてしまいました。
ただ、「フルハウス」を観ていた人と、観たことがなかった人とでは楽しみ方が違ってくると思います。細かい背景や設定・歴史背景が分かると「フラーハウス」は断然面白くなってくるので、タイのようにコロナの自粛期間を利用して「フルハウス」をもう一度見直すのも楽しいですよ!
「フルハウス」は人種差別をしないドラマだった!?
フルハウスを観ていて、たまに日本の事が出てくるシーンがあります。やっぱり日本人としてテンションが上がりましたね〜。
例えば、ジェシーおいたんのバンド活動が成功し、「Forever」が日本で1位になるエピソードがあります。ジェシーおいたんとベッキーは夫婦で来日するのですが、日本人からおもてなしを受けて大満足している様子が描かれています。ベッキーがカタコトの日本語を叫ぶシーンもあるのでお見逃しなく。
次女のステファニーが子どもの頃に結婚式を挙げるほど仲が良かった男の子が日本人(の設定)だった事もありました。彼はハリー竹山といって、日系アメリカンで「フラーハウス」でも一瞬登場します。異国の好きなドラマに日本の事が取り上げられていると嬉しいですよね。
そして「フラーハウス」でもジャクソンの初恋の相手は日系アメリカンのローラという女の子で、ニューイヤーの時に「あけましておめでとう〜!」と叫ぶシーンも。
少しネタバレになりますが、スティーブがCJと結婚式をあげようとしたもの日本で、キミーが日本流のおもてなしをしてプレゼンするシーンもあり、日本の文化が「フルハウス」や「フラーハウス」で愛されているのがよく分かります。
ミシェルの最初の親友はアフリカ系アメリカン、ステファニーの親友も日系アメリカン、「フラーハウス」ではジャクソンの初恋の相手も日系アメリカン。「フルハウス」は人差別をしないドラマである事がこういう所からも伺えます。
こういう小さな設定ですが、タイは見逃しませんよ。
「フルハウス」と「フラーハウス」の比較 まとめ
- 「フルハウス」と「フラーハウス」のキャストはミシェル以外同じ!
- ミシェルは不在設定
- 涙あり笑いありなのは「フルハウス」
- 「フラーハウス」はキャストが少し物足りない
「フルハウス」と「フラーハウス」を比較してきましたが、どっちが良い・悪いではなく、完全に好みに分かれると思います。
タイは個人的に「フルハウス」に考えさせられる事が多かったので、「フラーハウス」にも笑いだけでなく感動のシーンももう少し欲しいかな?という感じでレビューしましたが、「フラーハウス」も楽しんで観るとこが出来ました。
今の時代のドラマは下ネタ抜きでは面白く出来ない、みたいな風潮があったので、そういった点で「フラーハウス」のような家族で安心して観られるドラマの存在は有難いと思いますね。
「フルハウス」を観た事がある人はもちろんの事、「フラーハウス」 をまだ観ていない方はオススメなので是非観てみてくださいね!
コメント