ドイツで1人暮らしをする上で必ず必要になってくるのがSchufa。ドイツに住んでいる人なら一度は聞いたことがあると思うんですけど、このSchufaをめぐってもまたまたトラブル発生!
果たしてタイだけなのか、コロナのせいなのかは分かりませんが、普通に申請すれば普通にゲット出来るはずのSchufaが何故かゲット出来ませんでした。
その過程と詳細について、詳しく書いていきたいと思います。
無料版Schufaを申請して2ヶ月! やっときた封筒に入っていた書類は・・・!?
初めてSchufa(無料版)を申請したのは2月15日。しかしそれから約2ヶ月経った頃、やっとSchufaから封筒が届いた!と喜んだのも束の間、封を開けてみるとそこには明らかにタイが想像していた紙とは違うデザインが。
というのも、Schufaとはドイツで家を借りる上で最も重要な、その人が借金などしていないかどうかの証明書みたいなもので、ドイツ社会では信用度に関わってくるスコア形式の書類。
公式サイトでは通常€30ほどするSchufaを、年に1度なら無料で申請出来る事になっているんです。タイももちろん今までSchufaなんて申請したことがないので、無料版を申請したんですが、その届いた紙にはまったくもってスコアなどが書かれていない。
そこにタイの名前・生年月日・住所などは書かれているんですけど、長文の文章がズラズラ並べられているだけで全くスコアらしきものが見当たらないんです。
ネットで「Schufa example」とググってみると、明らかに違う紙であることが明白。友だちに早速連絡し、事態を説明すると、やっぱりタイに届いたこの紙は通常Schufaから送られてくる書類とは違うみたい。
ドイツ語の文章を翻訳してみると、「貴方の情報が見当たりません。」とのこと。
え?タイはドイツに存在していない事になってる・・・?
出たね、いつものパターン。さすがトラブルメーカー。
カスタマーセンターに電話して問い合わせてみるしかないと言われ、ドイツ語皆無のタイでしたが意を決して電話してみるも全く応答ナシ。
通話中のアナウンスももちろんドイツ語の為、全くどういう事か分からない。
自分でできる限りのことはやったので、後は奴の力を借りるしかない・・・!
そう、奴とは大ゲンカしたり、家を追い出された元ルームメイトのスペイン人。
彼とは友だちとしては仲がいいので、今でもちょくちょく会っていて、助けてくれる関係性ではあるので、最後の頼みの綱で連絡しました。
Schufaから何かが届くまでにしたやり取りは計6回! 必要書類は何だった?
実はこの「あなたの情報が見当たりません封筒」が届くまでにSchufaとやり取りした回数は6回。
2ヶ月間、しかも全く同じメールのやり取りで、 やっとこの無駄なやり取りが終わり、封筒が届いた!と思ったのに書類は正しくないものだったというオチ。
原因は、ドイツ語が分からないためGoogle翻訳で訳してのやり取りだった為、向こうから求められている書類を送っているつもりが、送れていなかったみたいです。
メールの内容では、ID(パスポート)と住民登録の証明(Anmeldung)を送るよう促されていたので送りましたが、何度送っても、また全く同じメール。
ID(パスポート)と住民登録の証明(Anmeldung)を送っては、またSchufaから「ID(パスポート)と住民登録の証明(Anmeldung)を送って下さい」との催促メール。その全く同じ繰り返しが5回!
もういい加減にしぃや・・・!泣
そう思っていた時、韓国人の友だちシルギにその話をすると、彼女が翻訳し直してくれ、古い住所のAnmeldungも必要だった事が発覚!
何故に古い住所のAnmeldungが必要なのかは分かりませんが、とりあえずSchufaに送ると、5回繰り返されていたメールの同じ文章がパタリと終わったので、これがmissingしていたのか!と納得。
やっぱりドイツ語は必要ですね・・・
Schufa申請の為にSchufaに送った書類はコレ↓
- パスポート
- Anmeldung
- 以前に住んでいた場所のAnmeldung
これらをPDFにして、Schufaのメールに添付して送信。
上記の3点を送ってから、しばらく音沙汰なしでようやく封筒が届いたので、やっとSchufaが届いた!と思っていたんですが、結果は「情報が見当たらない」。
本当にもうお手上げで、ドイツ語が話せる友だちの力を借りずには解決不可能でした。
Schufaのカスタマーサービスセンターに直接電話!
久しぶりに元ルームメイトのスペイン人を訪ね、状況を説明。彼が直接Schufaのオフィスに電話をしてくれる事になりました。
元タイのルームメイト兼・俺の主人な。
そこで何故、通常簡単に届くはずのSchufaが来なかったのかの原因が発覚!その原因とは、まさかのタイがアイルランドからドイツに来ていた事が直接関係していたんです!!!
厳密に言うと、タイがアイルランドでワーホリを終え、次の行き先にドイツを選んだ理由の1つに電話番号と通貨・銀行をそのまま使えるというポイントがあった事を以前に述べていましたが、今回それが仇となっていたようで、ドイツで一切何の手続きもしていないのでお金の動きを見る事が出来ないからだと言われました。
要は、ドイツに住んで2年経った今もアイルランドの電話番号・アイルランドの銀行を所持したままでドイツで新しく契約していない為、Schufaは金融関係の証明書なのでデータが取れない、と。
まさかのここでアイルランドが理由になるとは思っても見なかった!
いや、そろそろドイツの銀行か番号に変えろよ・・・
しかしスペイン人とタイはふと「N26はオンラインだけどドイツの銀行じゃない?」と疑問に思い質問すると、Schufaのオペレーター曰く、N26でも対応している事を教えてくれ、N26を所持している事・その詳細を書いたメールを再度送れば大丈夫と言われました。
しかし1番気になったのは、スペイン人から説明されて理解したオペレーターの最後の1言。
でもそのスコアが載っていない紙もSchufaとして使えるわよ。要はマイナスがないって事が証明出来ればいい話だから。データがないって事は、マイナスもないって事でしょ?
んなわけあるかボケ!!!!!
さすがのスペイン人もタイと同じ事を思ったらしく、「I don’t think so.」と苦笑い。ドイツ人の信用問題に関わるSchufaにそんな適当な事が許されるわけがないですよね。
もちろんこの電話の後すぐに、N26を所持しているからデータがないはずがない。調べ直して欲しいと催促メールを送信。
しかしこのメールには待てども暮らせど返事が来ることはありませんでした。
Schufa無料版を諦め、遂に有料版を申請決意!ポストバンクで予約を取ったはいいものの・・・?
そもそもSchufaが必要になった理由は、ベルリンで正社員になったのでWG暮らしを辞め、友だちと2人暮らしを始めようと思った事がきっかけ。
ベルリンで自分で家を契約する上で必須の書類がSchufa。無料版を申請してからもう約3ヶ月が経とうとしていた時、たまたまFacebookで見つけたマンションに応募する上で急遽Schufaが必要に。
無料版が届くのを待っていられない状況になったので、急遽Schufaを取得しなければならない事になり、英語でググるとポストバンクでSchufaの予約を取れると言う記事を読み、その手順で進めていき、2日後に予約をゲット。
それが先週の金曜日の朝で、仕事に行く前にHermannplatzにあるポスバンクへ行き、予約をした画面を見せると、そこで「今うちではSchufaの予約は承っていないよ。プリンターが壊れているからSchufaのサービス停止中なんだ」と言われ、愕然。
予約も取れたのに、そんな事ある!?
しかしそこで別のポストバンクならSchufaのサービスをやっているはずだから、そこに直接行って聞いてきたらいいよと言われたので、急遽そちらへ行く事になりました。
ImmoScout24のホームページでSchufa申請可能?当日にPDFとして取得出来るって本当?
その急遽Schufaを取得しなければならない事を上司に伝える為電話をすると、彼女曰く「そんなわざわざそこに行かなくても、ImmoScout24のホームページで申請したら5分以内にPDFとしてSchufaが送られてくるからそっちの方が早いと思うよ」と教えてもらい、オフィスに出勤してからImmoScout24のホームページでSchufaを申請する事に決めました。
彼女はドイツ語もペラペラの為、ネットでも調べてくれて、ホームページにそう書いてあるから間違いないとアドバイスをしてくれ、彼女に教えてもらいながらSchufaを申請する手続きをしていましたが、途中で問題発覚。
お金を払い、申請手続きも完了したにも関わらず、PDFのダウンロードが出来ないんです。PDFをゲットする上で、銀行の口座情報を入力する必要があり、IBANやBICといった全ての番号が応答しない。
何度やってもダメで、上司曰く多分原因はオンラインバンクのN26だからではないか?との事。
実際彼女が何年か前にSchufaを申請した時は5分以内にPDFがダウンロード出来るようになっていたらしく、実際の店舗がある銀行に比べ、オンラインバンクのN26だと時間がかかるのではないかと言う予想。
金曜日なのですぐに週末に入る前にSchufaをゲットしたかったタイは、最後の頼みの綱としてポストバンク職員に教えてもらった場所に行ってSchufaをゲットするしかない。そう思い、もう1度外へ出る許可をもらいました。
実際にポストバンクにて当日Schufaを申請!場所や所要時間は?
上司から許可をもらい、Hermannplatzのポストバンクの職員に教えてもらった、当日Schufaがゲット出来るであろう別のポストバンクに行く事になりました。
場所はノイケルンにあるショッピングセンター内にあるポストバンク↓
ポストバンクの彼曰く、やっているかやっていないかは分からないけどとの事でしたが、この日はSchufa申請を受け付けていました!
この日がたまたまなのか、通常やっているのかは分からないけどね。
予約も必要なく、その場にサービスカウンターで申請します。普通の郵便の受付で待っている人たちの列ではなく、奥に入った所にある別の青い窓口があるのでそちらへ行ってくださいね!
ちなみにSchufa申請時に必要だったものは以下↓
- パスポート
- Anmeldung
所要時間は5分ほどで、申請してからすぐにその場で渡してもらえました!そして値段は初回だったからなのか、タダでした。(通常は値段がかかるかもしれません)
通常€30かかると思ってたから無料版を3ヶ月も待ったのに、こんな事なら早くポストバンクに来て申請しておけば良かった・・・。
タダより高いものはないって言うからな。
そして今思えば、金曜の昼間にSchufaをゲット出来て本当に良かった・・・この時は金曜の夜から4日間も寝込む事態になるなんて予想もしていなかったから。
Schufaが届かない! まとめ
- Schufaはドイツで家を借りる時に必須の書類
- 年に1回は公式ホームページで無料で申請でき、通常は€30ほど費用がかかる
- ImmoScout24のホームページでも申請可能
- ポストバンクに直接行って申請する事も可能
- ポストバンクだと当日受け取れる所もある
色々言いましたが、Schufaの申請は決して難しいわけではありません。タイのように、ドイツに2年間も住んでいるのにまだ電話番号も外国ナンバーのままなんていう人の方が珍しいと思いますからね。(ヨーロピアンは別として)
大抵の人はドイツの番号もしくはドイツの銀行口座を持ってると思うので、タイのようなハプニングは起こらないはず・・・!
これを機に、N26だけでなく実店舗があるドイツの銀行を開設しようかなぁと思い始めたきっかけでもありましたね。実は前に書いたDKB銀行からはリジェクトされてしまいましたし。
まぁ原因はタイのビザの有効期限が1年未満だと言った所でしょう。
海外に住むって本当にめんどくさいよね。
まぁこれからロックダウンはもう少し続きそうなので、気長に考えたいと思います。その前に家探しが上手く行きますように・・・
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