最近日本でもシェアハウスは流行ってきているらしいですが、皆さんはシェアハウスに住んでみたいと思ったり、もしくは仲がいい友だちと一緒に暮らす予定をしていたりしますか?
タイはオーストラリア時代からずっとシェアハウスに暮らしていて、今6年目になります。日本にいた時は7年間1人で暮らしていたので、もうほぼ同じくらいシェアハウスに暮らしていることになります。
最近フルタイムになった事だし、1人で暮らそうかなぁと検討中で、シェアハウスについて色々考えていたところでした。
そこで今回はシェアハウスについての理想と現実の違いを紹介していきたいと思います。
シェアハウスに住むにあたって知っておくべき理想と現実!
シェアハウスに住むって日本人にとってちょっと憧れがありますよね。タイも実際に日本にいる時のシェアハウスのイメージは「ルームメイトと毎日話したり出来て楽しそう」という感じで、プラスのイメージしかありませんでした。
それはきっと日本のメディアで写されるシェアハウスのイメージがいつもそうだからなんだと思います。例えば大人気リアリティーショーの「テラスハウス」なんかはいい例。みんなでワイワイ楽しそうなシーンしか写されません。
もちろんショーを面白くするためにドラマが起こったりしますが、それはあくまでショーが面白くなる為のスパイス。実際にルームメイトと度々バトルがあったら、それはそれでストレスです。
シェアハウスで一緒に暮らすということは、普段の生活をシェアしていくという事。そこで暮らす以上、嫌な面も見る覚悟でなければ一緒に住むのは難しいと思います。
では、リアルシェアハウス生活で1番揉めるのって何だと思いますか?
シェアハウス生活揉める事No.1「騒音問題」
ルームメイトと1番揉めるであろう問題ナンバー1はズバリ、騒音問題。
日本人同士だと静かにするのが当たり前なシーンでも、海外だとそれは通用しません。騒音レベルは文化・人によっても違うので自分にとって大丈夫なレベルだと思っていても、ルームメイトが神経質だと些細な音でも注意されます。
実際、今のシェアハウスのドイツ人に皿を洗う時の食器同士が出すカチャカチャいう音が気になると言われ、キッチンで洗い物をする時はキッチンのドアを閉めてほしいと注意された事があります。
もちろんタイの洗っている音がうるさいわけではありませんよ?6年間シェアハウスに住んでいて一度も注意された事なんてありませんからね・・・!
その他にもドイツに来てから、今まで注意された事がないような些細な生活音を注意されるようになり、ドイツ人は本当に神経質だなぁと感じました。
自分が注意させる側ばかりではなく、ルームメイトがうるさすぎるパターンもあり、夜中でも音楽をガンガンかけたりする人もいるので、騒音問題は1番揉める事だと思いますね。
シェアハウス生活揉める事No.2「掃除問題」
そして最もテラスハウスやドラマなどでは描かれていない問題と言えるのが掃除問題。
生活をしていく上で掃除分担は当たり前で、家によって曜日で分けたり様々ですが掃除をしなければいけないのはどこの家も同じ。
でも掃除の仕方が違ったり、掃除をしない人がいたりで揉めるパターンは多いです。
今のシェアハウスは、掃除当番がなく、気が付いた人がやるという独特な感じなので、いつも掃除するメンバーは同じ。ゴミ出しも、ゴミがいっぱい溜まるまで全然みんな捨てに行かないので、ほとんどタイがやっています。
タイは割り切っていますが、それが原因で喧嘩になるパターンもあるということは頭に置いておきましょう。
シェアハウス生活揉める事No.3「人を家に招く時問題」
日本人同士でシェアハウスで暮らしていると起きにくいとは思いますが、外国人と暮らしていると騒音・掃除問題以外に文化の違い問題がプラスされます。
文化の違い問題に騒音・掃除問題も含まれているとは思いますが、タイが1番文化の違いだ!と感じたのは人を家に招く時問題。
特にパーティー好きなルームメイトを持つと、勝手にハウスパーティーを開かれたりするのでこっちの都合が悪くてもどうしようもありません。一応いつパーティーするかを知らせてくれる事は最低限のマナーとしてありますが、「パーティーやってもいい?」という確認ではなく、「この日にパーティーするからね」っていうもう決定した後の報告。
日本人のタコパ・鍋パとは次元が違う海外のパーティーは、音楽ガンガン・クラブみたいな感じになる事も多く、たまに近所から警察を呼ばれたりするレベル。
タイはオーストラリアの時にブラジル人たちとシェアハウスに住んでいましたが、パーティーの日は最悪!人が大勢来るだけでもストレスなのに、夜中まで音楽ガンガン。カフェで働いていたので5時起きだったタイは本当に困りました。
そしてパーティーじゃなくても困るのが、海外ではマッチングアプリでのデートが当たり前なので、ルームメイトによってはアプリで出会った人を取っ替え引っ替え家に呼んではワンナイトする人も。
これは日本人の感覚からして、自分が住んでいるシェアハウスにそんな相手が度々出入りするのはちょっと不快ですよね。
タイの以前暮らしていたスペイン人とのシェアハウス生活で、何度もキッチンで女の子とばったり会う、なんてアメリカのドラマみたいな事がありましたからね。
しかも彼はもう朝仕事に行っていないので、女の子と2人きりでめっちゃ気まずかった・・・。
その説はすまなかったね。
そしてそういう時、自分の部屋に鍵があるわけじゃないので、ルームメイトが頻繁に人を呼んだりするタイプだと、自分の部屋に勝手に入られたり、自分の物を勝手に使われたり。
タイの友だちはマウスウォッシュを、タイは歯磨き粉を使われた事があって、直接口をつけるものを使われる可能性もあるケースがあってびっくり!
恋人なら分かるけれど、まだ知り合って間もない付き合ってもいない相手をしょっちゅう家に呼ぶのはちょっと考えてほしいですよね。
シェアハウス生活揉める事No.4「金銭問題」
これは物件にもよりますが、もし光熱費が家賃に含まれていないケースはルームメイトと折半になるので、金銭問題が発生する場合もあります。
海外のシェアハウスだと光熱費は家賃に含まれている場合が多いのでその心配はありませんが、自分たちで家を借りてシェアハウスにするパターンだと、光熱費の払い方も考えなければいけません。
タイの友だちは一軒家を友だちカップル3組と借りていたので、光熱費はみんなで割り勘。しかし他のルームメイト達がガンガン電気を付けっ放し、音楽もかけ放題で電気代が高くても気にしない状況にうんざり。「私たちカップルは電気代を節約しようとしてるのに、みんな使い放題で割り勘なんてフェアじゃない」と嘆いていました。
日本でルームシェアしていた友だちも、片方が家賃を滞納したり・光熱費を払わなかったりで結局大喧嘩になり、ルームシェアと共に友情も解消。
お金は人間関係も狂わせる可能性もあるので、金銭問題は特に注意しなくてはいけません。
毎日みんなで仲良くワイワイ?テレビのシェアハウス生活とは違う点!
テラスハウスだけでなく、ラストフレンズなどでもシェアハウスでの生活は常にリビングでみんなでワイワイ、なイメージがありますがこれも本当に人によります。
というのも海外でシェアハウスで暮らす場合、お互いが他人の状態からスタートするケースが一般的で、仲がいいから一緒に暮らしているわけではありません。暮らしていくうちに仲良くなり、友だち関係に発展するというパターンなだけで、あくまで始まりは「ルームメイト」。
せっかく一緒に住んでいるし仲良くしよう、という意味ではみんなフレンドリーにしてくれますが、ドラマのような毎日毎日自然にリビングやキッチンにみんな集まって・・・なんてケースはそんなに多くありません。
元々仲が良く、友だち同士が一緒に暮らしている場合だとそのパターンがありますが、みんなもみんなの生活があります。なので食事が終わったらみんなとっとと部屋に戻るか、食事すら部屋で食べる人も。
ちなみにタイも食べてる最終に話しかけられるのがあまり好きじゃないので、キッチンで料理したら部屋に持って行って。Netflix観ながら食べますからね。
基本的にみんな自分の生活があるので、リズムも違い、独立しています。生活をしていく上で、たまにみんなでご飯を食べたり、飲んだりはしますがあくまでみんな自分の生活優先です。
シェアハウス生活が1番楽しかったのは日本人と暮らしていた時!
元々シェアハウスに対して何のイメージもしていなかったタイですが、オーストラリアからずっとシェアハウス生活をして6年。色んな国の人と暮らしてきましたが、やっぱり1番心地良かったのは日本人専用シェアハウス!
英語力が伸びないというマイナスポイントはありますが、文化が同じ、しかも母国語が同じため仲良くなりやすいというポイントがあり、めちゃくちゃ楽しかったです。
5年経った今でも、当時住んでいたメンバーとは未だに仲が良く、日本に帰国した際も実家に泊まりに行ったりできる関係まで仲良くなりました。
上記で書いた騒音問題も、掃除問題も一切なく、1番スムーズな生活が出来たのはこの時の1回きりでしたね。
シェアハウス生活まとめ
- 騒音問題
- 掃除問題
- 人を家に呼ぶ時問題
- 金銭問題
一緒に暮らすって本当に大変な事です。楽しそうな事ばかりイメージが先行してしまいますが、実際に誰かと暮らしてみてその大変さ実感させられます。
恋人同士でもそうですが、一緒に暮らすということは嫌な面も見なければならないという点は同じなので、元々距離が近い関係の場合は関係が悪化するかもしれない事を頭に置いておきましょう。
一緒に住んでも一定の距離を保てる自信がある場合は問題ないとは思いますが、タイも仲良くなるとつい干渉してしまう時があるので、今のシェアハウスではみんな距離を保てているので楽です。
1人で住むかどうかまだ悩んでいるので、また1人暮らしをすることになったら記事にしたいと思います٩( ᐛ )و
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