タイのワーキングホリデー生活はオーストラリアから始まり、ニュージーランド・アイルランド・ドイツの4ヶ国、計6年に渡りましたが、それもついこの間、幕を閉じました。思えば長かったようで短い濃い時間。
きっとあのまま日本にいて、働いていたらきっとまた違った価値観なんだろうなと思うと、海外生活は辛い事の方が多かったですが、経験してきて良かったなと感じています。
そして運命の巡り合わせなのか、ちょうどワーホリの年齢制限の満期を迎え、それと同時に今働いている会社からワークビザの提案がありました。9月に申請して、1月にやっとビザが届いたので、今回はタイのワークビザ取得までの経験を話していきます٩( ᐛ )و
- ワーキングホリデービザとワークビザの違いは?
- そもそも何故最後のワーホリをドイツにしたのか?
- ワークビザをもらえるきっかけとなったのは?
- いざ申請予約!しかしコロナでビザ申請予約が大幅に遅延?
- ドイツでワークビザ申請で揃えた書類は?
- ワークビザ申請前日に起こったハプニング!申請場所に行けない!?
- ワークビザ申請当日にもハプニング!?思わぬ事態が発生!
- ドイツ語皆無な状態でワークビザ申請!結果は・・・?
- ワークビザを受け取るのみ!の状態でまたしてもハプニング!
- ワークビザが遂に手元に!何年ビザが降りた?
- 海外生活6年目にして念願のビザ獲得!タイがワークビザにこだわったわけ。
- ワーホリ中にワークビザ取得を夢見ている人に注意点!
ワーキングホリデービザとワークビザの違いは?
聞き慣れていない人にはちょっとややこしいかもしれないこの2つの違い。名前がちょっと似ているので間違いがちですが、実は大きく異なるんです。
簡単に説明すると、ワーキングホリデービザは1年間その国で働いたり、語学学校に通ったり、ホリデー(休暇)を取ったり自分の目的に合わせて自由に過ごす事が出来る夢のようなビザ。
しかし31歳までという年齢制限があり、それを過ぎるとワーキングホリデービザは取得出来ません。そして1度ワーキングホリデーを行なった国には2度とワーキングホリデーをする事が出来なくなります。世界中の全ての国に行けるわけではなく、国同士がワーホリ協定を結んでいる場合のみ申請可能。いわば31歳以下に与えられた、フリーダムビザです。
ワークビザは別名「就労ビザ」「スポンサーシップビザ」とも言い、その国に滞在し、仕事をする事を目的としたビザです。どの仕事でもいいわけではなく、国が指定する職種である必要があり、スポンサーになってくれる会社を見つけないと取得出来ません。特に年齢制限はありませんが、年齢があがる毎に仕事が見つけにくくなるのは日本でも同じ。
そしてスポンサーの会社を見つけても確実にビザが降りるわけではなく、国が許可する必要があります。審査には何故自国の国民ではなく外国人である当人を雇う必要があるのかを審査される為、簡単ではありません。
例えば、ウエイトレスやクリーナーなど、特に資格が必要ない職種は外国人である必要がない為ビザを降ろしてくれる可能性が非常に低く(可能性が0とは言い切れません)、その国で必要としているスキル(資格)が求められます。
日本でも「資格は大事!」と言われますが、世界で活躍するのにもやはり資格が大事なんですね
そもそも何故最後のワーホリをドイツにしたのか?
人生で一度きりしか使えないワーキングホリデーの切符には年齢制限があるので、31歳になるまで申請可能なワーキングホリデー制度をせっかくだから最後まで満喫しようと思い、最後の1年、英語圏のどこでワーホリをしようか考えていました。
しかし選択肢は多くなく、オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドのワーホリを終えているタイに残されている選択肢はカナダかイギリスのみ。
当時アイルランドにいた状況から考えて、その2ヶ国を比較するとイギリスが1番賢い選択肢なのは明らか。アイルランドから近く、文化もカナダに比べて大差はない。カナダはまた1から始めるには金銭面的にも現実ではない事が明らかだったので、自然にイギリスしかない、という感じでした。
しかし「じゃあイギリスで決定!」とはいかないのがイギリスのワーホリの痛いところ。というのも、イギリスのワーホリビザ取得はワーホリビザの中で1番取得が難しいと言われているんです。理由は倍率が半端ないから!
イギリスのワーホリビザは抽選で、年に1500人しか当選しない仕組みになっているので、年間6000人ほど受け入れているカナダやオーストラリアとは訳が違います。アイルランドは年間で400人でしたが、そもそも応募の数が少ないので倍率が低い。
さすがイギリスは希望者が半端ないので、噂によると倍率は10倍だとか。( ᐛ )!!タイの周りにも3〜4年間応募し続けている友だちが何人もいました。
それを知っていてダメ元で応募だけはしてみましたが、そりゃ当選するはずがないわな。だって別にイギリスじゃないとだめ!っていう情熱はなかったし、タイも当たったらラッキーぐらいで別にそこまで本気だったわけではない。
神様はそんな奴に運なんかくれません。( ᐛ )タイは運命の流れを信じているので、落選した時は『運命がイギリスじゃないよって教えてくれてるんだな』と受け止めました。
でもそこで『じゃあカナダに決定。』とはいかなかったんですよね、正直。感覚ですが、脳内で『今ヨーロッパにいるんだし、ヨーロッパに滞在しては?』っていうのがずっとあって。でもヨーロッパで英語圏はもうない。でもずっと夢だったヨーロッパ旅行もまだ達成していないし、ヨーロッパにはワーホリの選択肢がゴロゴロあるのも事実。
そこで海外生活で得たヨーロピアンの友だちに英語が最も通じやすい国はどこかを聞いて回ると、満場一致で「Germany!」だったんです。いざこざがあった元カレがドイツ人だっただけにドイツに行くのは何だか悔しかったんですが、31歳になる期日が迫って来ているのでゆっくりはしていられない。
とにかくカナダVSドイツで色々比較して、明らかにアイルランドから近いドイツを選択するのが現実的に1番だと思い、ドイツに渡独する事を決めました。ちなみにタイがどちらにしようか迷っていた時の表はこんな感じ。↓
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ドイツ | 同じEU圏。通貨・電話番号をそのまま使える。ヨーロッパ旅行がしやすい。 | ドイツ語を話せない。 |
カナダ | 英語圏。 | また0からの生活。 |
見てわかる通り、圧倒的にドイツに行く方が現実的だったんです。 アイルランドで貯めたユーロをそのまま使えるのと、銀行口座・携帯電話番号をそのまま使えるもの大きなメリット。色々考えた結果、これも何かの縁だと思い、最後のワーキングホリデーをドイツで行う事に決めたのでした。
ワークビザをもらえるきっかけとなったのは?
ドイツでワークビザの提案があったのは現在の勤め先からでした。ベルリンに来た頃、当時住んでいた場所から1番近いアジア系レストランで働こうと決めていた為、下見もせず働き始めた場所。
タイの職歴はほぼ飲食店なので飲食店で働くのには不自由のないレジュメなので、重宝される事は分かっていましたが、楽しみながら働いていたのがカギとなり、マネージャー代理からマネージャー就任の提案が。ドイツにこのまま住み続けたいかどうかは未定でしたが、せっかくのチャンスなので有難く受け取る事を決めました。
実は1年前にいたダブリンでもワークビザの話があったことはあったんですが、当時のマネージャーと揉めて話が流れてしまい、せっかく掴めそうだった目標である「英語圏でのワークビザ取得」が絶望的に。
最悪これが人生最後の海外生活になると覚悟を決めて、最後の1年はドイツで悔いのないように過ごしていましたが、たまたま働いていたレストランから話があるとは思ってもみませんでした。
これぞまさに棚から牡丹餅!
いざ申請予約!しかしコロナでビザ申請予約が大幅に遅延?
タイのワーホリビザが2020年6月末に切れるので、それまでにビザ申請予約を取る所から始まりました。しかしコロナの状況に陥ってしまい、5月末に申請予約メールを送ったにも関わらず、返事が来たのは8月!ずっと返事がなくて、会社から催促メールを送ってもらい、やっと申請予約が9月の末に取れました。
ビザ申請日が、ワーホリビザの期限より3ヶ月も後だったので違法滞在になるんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、コロナの状態でたくさんの人のビザ申請に時間がかかっている為、特別処置で申請予約をしているのであればビザが勝手に延長される仕組みが適応。コロナで世界中がパニックになっている状況だからこその状況ですよね。
ドイツでワークビザ申請で揃えた書類は?
タイはワーホリ1年でドイツから去る予定だったので、ドイツ語学習を全くしておらず、ドイツ語は皆無。本来なら自分で予約を取ったりしなければならないところ、ラッキーな事に会社が全面的にサポートしてくれたので、タイが実際自分で行なった手続きは書類を揃える事だけでした。
ワークビザ申請時に揃えた申請書は以下↓
- 申請予約のEメール画面
- ビザ申請書
- 会社からのワークコントラクト
- ドイツでの住民登録
- ドイツでの保険
- 日本の大学卒業証書(英語版)
- 履歴書
- ドイツ語クラスの領収書
- パスポートサイズの写真
- パスポート
ドイツ語クラスの領収書は、『私は今現在ドイツ語を学んでいますよ』っていう証明で、いわばドイツ語皆無な人間が申請時に少しでも印象を良くする為に用意したプラスアルファの書類なので普通はいらないと思います。
申請の為に通い始めたオンラインのドイツ語レッスンでしたが、今後ドイツに住むのならいずれドイツ語は必要になるので、一石二鳥。
しかも会社の経費で学校に通わせてもらっているので有難い。
ワークビザ申請前日に起こったハプニング!申請場所に行けない!?
5月末から少しづつ準備を進めて行き、全ての書類を揃え、来たるはワークビザ申請の前日。いつものようにレストランで働いていると、タイの日本人の友だちからまさかの一言。なんと明日、ストライキが起こるから交通機関止まるらしい。
・・・え???
もうプチパニック。しかもそのストライキ、一日中ではなく、朝9時〜12時の間だったんですけど、タイの予約は10時半。ばっちりストライキの時間と申請時間被ってるっていう。
タクシーで行けばいいやんという友だちの提案も、タイにとってはもう恐怖。絶対何か起こりそうな気がしてもう前日から行って泊まり込みしてやろうかと思うほどでした。
ありがたい事に、その日本人の友だちが申請場所からそれほど遠くない場所に住んでいたので、その子の家に前日泊めてもらい、当日そこから向かいました。
ワークビザ申請当日にもハプニング!?思わぬ事態が発生!
その日本人の友だちに現地まで送ってもらい、次に現れたのはビザ申請を手伝ってくれている会社の韓国人の友だち。彼女は会社の人事担当で、ビザの予約から全てプライベートで手伝ってくれていました。その子には通訳で来てもらい、その子もビザ申請経験者なので「大丈夫、私がついているから」と励ましてくれて、心強い存在でした。
しかし申請会場のオフィスに着くと、何やら張り紙が。コロナの状況なので最小人数のみ入場許可中。・・・え?( ᐛ )???
まさかの通訳者入場禁止!!!!
ドイツ語皆無なタイに本番当日に与えられた最大の試練。韓国人の友だちもまさかの事態でお互い混乱する中、その様子を見た受け付けの係員から「英語さえ話せたら大丈夫」と教えてもらい、いざ1人で出陣。
住民登録の時みたいにスクリーンのある指定の部屋で待機し、自分の番号が呼び出されるのを待ちました。
ドイツ語皆無な状態でワークビザ申請!結果は・・・?
当日に急遽同伴した通訳の入場禁止を知り、愕然としていたタイ。しかし受付では英語のみでも大丈夫とのことだったので一安心でしたが、何か書類で突っ込まれたら・・・と不安でいっぱいでした。韓国人の友だちにも「〇〇って質問が来たら、〇〇って答えてね!」とか念を押されていたので余計に緊張。
自分の番号がスクリーンに映し出され、呼び出された部屋に入った時は出来るだけ印象を良くしようと精一杯の笑顔で挨拶。そして席に着くと、ドイツ語で何か聞かれたので、正直に『英語で話してもらえますか?』と聞くと、彼女はとりあえず「パスポートと書類を全て出してください」と英語で返してくれました。
指示通り全ての書類とパスポートを提出すると、彼女は無言でそれらをスキャンしていき、スキャンし終わると「後は外の機械で料金を振り込んでもらったら終わりです」と笑顔で一言。
インタビューがあるとか、何か意地悪な質問をされるとか散々噂には聞いていましたが、全く質問はなく、まさかのビザ申請は5分で終了し、おまけのスマイルまでゲット。きっとこのコロナの状況が影響しているからだとは思うんですけどね。
むしろ早すぎてこっちが不安になったので『ビザは降りたんですか?』と質問すると、「家に郵送されるから待っててね」との返答。めちゃくちゃ緊張してきたのに、こんなあっさりビザが降りるなんて・・・とあっけらかん。何はともあれ無事にビザが降りたみたいで良かった!
ちなみにこの時ビザ申請代として支払ったのは€93。何やら使えないクレジットカードの種類があるみたいで、タイのクレジットカードは使えませんでした。念のために現金を持っていく事をオススメします!
ワークビザを受け取るのみ!の状態でまたしてもハプニング!
無事にワークビザ申請を終え、後はビザが来るのを待つだけ!の状態でしたが、その際にも予期せぬハプニングは起きてしまいました。
実はタイ、ビザ申請予約(5月末)〜ビザ申請当日(9月末)までの4ヶ月の間で引っ越しをしているので住民登録をもう1度し直しているんですね。なので5月末の時点でほぼ書類は完成していたんですけど、問題は書類によって住所が違うという点。
一応古い方と新しい方のAnmeldungを持って行き、ビザが郵送される際にどのアドレスに郵送されるのかを聞いたところ「住民登録がされている住所に自然に郵送されるから大丈夫」と言われました。しかし9月の末にビザ申請を終えてから、いつまで経ってもビザが郵送されて来ないんです。
コロナが影響しているんだろうと思い、気長に待っていましたが気がつけばもう12月!流石におかしいと思い、オフィスにEメールを送り、現在ビザが届いていない状況である事を伝えました。向こうからの返事で、タイの詳細(名前・生年月日・元々持っているビザの番号など)を送ってほしいとの事だったので、詳細を送ると、返ってきた返事は「あなたの質問の意味が分かりません。」
もう1度状況を説明すると、もう1度全く同じタイの詳細を質問されたので、もう1度名前やら全てを送ると、「あなたの質問の意味が分かりません。」アゲイン( ᐛ )💢
全く同じ内容のやり取りを2回繰り返している事にブチ切れたタイは、
こっちはビザがないから仕事に支障きたしてんだよ!早く送ってくれないと困る!
と怒りメールを送ると、「あなたのビザは〇月〇日に、〇〇(タイの古い住所)に郵送されているはずです。」との返事がきたじゃありませんか!!!!!
ビザ申請時に質問して、「住民登録が変われば自然に新しい住所に郵送される」って言われていたのに!!!!!!!( ᐛ )💢
もちろん引っ越してだいぶ経つので、元々スペイン人と住んでた前のWGのポストにタイの名前があるわけもなく、郵送されたビザが迷子になってしまっていたのです。こんな事ありえるのか?って感じですよね。
そしてその状況を説明すると、オフィスから1ヶ月後の指定の日にちがEメールで送られてきて、もう1度そのオフィスにビザを受け取りに行かなければならない事になってしまいました。本来なら郵送されてくるのでわざわざ行く必要がないのに・・・!
ワークビザが遂に手元に!何年ビザが降りた?
無事に指定の日にちにオフィスに出向き、受け取ることが出来ましたが、ビザが貰えたのは最短の1年でした。人によって何年(1〜5年の間)ビザが降りるかは違うらしいんですけど、多分このコロナの状況で申請が簡単な分、1年後にもう1度ちゃんとした審査をするために1年しか降りなかったのかな・・・との予想。
1年しか降りなかったのは仕方ないんですけど、ビザの有効期限が2020年の11月1日〜1年間になっていたんですね。どうやらビザが降りたのは11月だったみたいなんですけど、タイの場合、住所のトラブルで迷子になっていた為、受け取りに行ったのは2021年の1月6日。なので約2ヶ月もうビザを消費している状態で受け取ったので、後ビザは10ヶ月しかないんです。
また今年の11月にこのオフィスに手続きに来ないといけないと考えると、本当に憂鬱でしかない。タイがまたこの先もドイツで暮らしていたいなら、の話ですが。
でも今は無事にビザも降りたので、後は一生懸命働くだけです!と言いたい所ですが、コロナのロックダウン中でタイのレストランはテイクアウトのみ。大幅に仕事が減っています。早くロックダウンが開けて、コロナの状態が少しでもマシになるといいんですけどね。
海外生活6年目にして念願のビザ獲得!タイがワークビザにこだわったわけ。
海外生活にとって1番の難関になるのがビザ取得。世の中には長期滞在を目的としたビザは学生ビザ・結婚ビザ・就労ビザが一般的ですよね。
ドイツはちょっと特殊でアーティストビザっていう、ピアニストや芸術家たちが取得出来る別枠のビザが存在するんですけど、タイはアーティストでもなんでもないのでその枠には当てはまりません。ドラムをやってたし、ピアノも弾けるし、絵も得意な方ですけど、だからといって将来それで生計を立てていこうとは思っていないので。
それにタイにはワークビザでなくてはならない理由があったんです。それは、1年前に別れた元恋人の存在。オーストラリアで出会った彼とは4年間、遠距離も含めてずっと生活を共にしてきました。しかし事件は突然、アイルランドにいた頃にやってきます。
アイルランドでのワーホリビザが切れるので、次はどこの国に行こうと話していた時でした。ドイツ人である彼から、自分はこのままアイルランドに滞在しようと思っていると告げられます。一緒にではなく、「俺はここに残るよ」という意味でね。
彼から、もうタイとこのまま暮らす事を考えられないと告げられ、遠距離を提案されたタイ。長年付き合ってきた相手からいきなり「君との将来は考えられない」と告げられ、自分の存在意義を否定されたショックから、タイの日々はドン底に落ちていきました。
しかしこの状況から抜け出したくて、自分自身で自己肯定感をもう1度取り戻すために、自分の足で立ち上がる必要がある!と感じ、その為に何をすべきかを考えました。
海外生活を続けてきた自分が出来る事は何なのか。どうやったら自分に自信を取り戻せるのか?その答えは、『自分の力で何かをつかむ事=仕事』だったんです。
仕事するのが元々好きなタイは、自分の仕事を充実させる事こそが自分の自信・幸せに繋がる!と考え、この日から自分がやりたい事は何なのか?自分を幸せにする為には何が必要なのかと向き合うことを始め、誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分自身で自分を幸せにしよう!と決めました。
誰かの力ではなく、海外で自分の足で立って自分のおかげで海外生活を送れているんだ!という事実がタイ自身の自信に繋がる。その為には、自分自身のスキルでビザを取得する必要があったのでした。
ワーホリ中にワークビザ取得を夢見ている人に注意点!
ワーホリ中に現地の飲食店で働く人は多いとは思いますが、全ての飲食店からビザ申請が可能なわけではありません。
最低でも税金をきちんと国に払っているレストラン(意外に少ない)でないと申請出来ないので、レストランで働いていればワークビザをもらえるチャンス!と思うのは大きな間違い。残念ながら海外ではアジア系レストランの半数は違法と言っても過言ではない気がします・・・
オーストラリアでもレストランで働いていましたが、そのレストランは個人経営の小さなカフェで、正規で税金を納めていない所だったので国に就労ビザを申請しても絶対に降りない場所。タイの当時のポジションがヘッドシェフだったにも関わらず、ビザ獲得は夢に終わりました。店長たちはすごくいい人たちだったんですけどね。
今の会社はレストランを数店舗抱えている、飲食店にしては大きな会社なので、ビザ申請が可能な条件。幸運な事に、勤務先がたまたまそこだったのと、ちょうどマネージャー候補を探している時だったので、ビザの提案があってからは着々と準備を進めて行きました。
もし海外でワーホリをしている期間にワークビザ取得のチャンスを掴みたい!と思っている人は、まず現在働いている場所がビザ申請可能な会社なのかをチェックする必要があります。さもないとせっかくワークビザを目指してそこで働いていても、会社自体がビザを申請する権利を持っていなかったら1年間無駄になりますからね。
会社に聞くだけではなく、ちゃんとそこにワークビザを降ろしてもらって働いている人がいるのかを確認しましょう!特にヨーロッパではヨーロピアンであればビザなしで雇えるので、アジア人・もしくはヨーロピアン以外が多く働いている会社は可能性が大きいです。
ワークビザ取得は決して簡単な道のりではありません。特に英語圏は競争率が高いため、非英語圏の国である方が比較的チャンスは多いと思います。
年々ワークビザ取得は厳しくなってきているとの声も聞くので、ややこしいルールが増える前に取得出来るのがベスト。もしワークビザ取得を目指している方は早めに行動しましょう!
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