パリの苦い思い出から約2ヶ月が経ちますが、いまだに心の傷は癒えておりません。٩( ᐛ )و
いやほんとにあれはマジでなかった・・・パリに嫌われてる!と確信した事件でしたね。ドイツに来てからの初めてのホリデーでタイの身に起こった事件とは一体なんだったのか・・・!
旅行の3週間前に根管治療を開始!根管治療って何?
パリに行く3週間くらい前、歯が急に痛み出したので歯医者を予約し、運良くすぐに歯医者に行くことが出来ました。そこでレントゲンを撮って言われたのは、もう神経が死んでいる歯の歯茎が炎症を起こしている、と。
歯に穴を開けて、根管治療を行うよ。
根管治療って何?しかも歯茎に穴ってめっちゃ痛そう・・・!
根管治療とは、歯の根っこの内部にある根管(こんかん)と呼ばれる管を掃除して薬を塗っていく歯科処置だよ。歯の神経はもう死んでいるから痛みはないはずだから安心して。
歯に穴を開けると言われたら痛みがないとはいえ、はいそうですかとはならないのが心境。正直めちゃめちゃ不安でしたが、パリ旅行に支障が出ないように今のうちに直しておかないと!と覚悟を決めました。
ドクターもコロナに?次回の予約がキャンセルに!
そしてパリに行く2週間前に急に歯医者から電話があり、次回予約だった2日後の予約がキャンセルに!先週治した経過を見る予約だったので、それが延期になるっって大丈夫なのかと不安に。
申し訳ないけど、ドクターが病気で次の予約をキャンセルしないと行けないの。
じゃあ次の予約を1週間後に取ってもらえますか?
ドクターがいつ戻ってくるか分からないから今は何とも言えないの。ドクターが戻ってきたらまた知らせるから。
分かりました。(いつ帰ってくるか分からんって、絶対コロナやん・・・!)
パリ旅行に行く前に治療を終わらせたかったのでこのキャンセルは痛い!と思いましたが、まぁ今のところ痛みは全くないし、そこまで深く考えていなかったタイ。そして2週間が過ぎ、パリに行く直前にまた歯医者から電話が。
ハロー!ドクターが戻ってきたから予約を取れるようになったわよ。来週の火曜日はどう?
(2週間後に復帰って・・・完全にコロナやん)・・・来週は旅行でベルリンにいないんです。
じゃあ再来週の金曜日に予約入れておくわね!
こうしてパリから戻ってきた1週間後の金曜日に次に予約を取ってもらいました。
旅行前のキャンセルが凶となり、パリにて痛みが炸裂!
そして念願のパリ旅行の日。まずはフランクフルトに到着後・観光をし、その日のディナーもエンジョイし、ホテルに帰った時でした。
何か歯茎に違和感・・・ズキズキする・・・。
歯が痛いわけではなく、歯の下の歯茎が痛い!!!まさに親知らずを抜いた後の様なズキズキと歯茎が痛む気持ち悪い感じが治療中の歯(正確には歯茎)から発生している。
でもまぁ我慢出来ないほどでもないし、今日ゆっくり寝れば治るだろう、なんて腹痛と同じ扱いをしていたら、翌日からどんでもないことに・・・
起きてもまだ痛い・・・ていうか昨日より痛い・・・。
しかし旅行は始まったばかり。友だちにも言いづらく、数日間だったら痛みを耐えられる!と自分に言い聞かせ、フランクフルトからパリへ向かう電車の中で爆睡。そして起きてからも痛みはまだ続行中・・・テンションも自然に低くなって、そのせいか腹痛まで引き起こしたので意を決して友だちに打ち明ける事に。
もちろん心配はしてくれましたが、旅行が始まった途端、歯の痛み+腹痛って・・・運悪過ぎだろ!みたいな。٩( ᐛ )وそりゃそうだ
しかし憧れのパリに到着してもテンションが低いタイに少しがっかりした様子の友だち。タイも物凄く申し訳なくて、無理にでも少しテンションを上げて話たりしていましたが、その行為が余計にストレスになり、腹痛は治らないまま。
人生であまり飲んだことはない痛み止めも服用し、これぞ後は神に祈るのみ!状態でパリの街を歩く女。ホテルに到着後も痛み止めで腹痛は治まってきたものの、歯ぐきの痛みはまだまだある。
でもお腹は空いていたので、まずはランチへ行きましたが、治療中の歯の左側では一切噛めず。せっかくの初日フランス料理も100%で楽しめずに、右側の歯だけでフォアグラを味わう羽目に・・・
そんな状況でもびっくりするくらい美味しかったけどね!
この日からタイの地獄の体調不良の日々がパリにて幕を開けたのでした。
どうしても耐えられない痛みに降参!パリにて緊急病院へ
翌日も同じ痛みと闘いながら、パリを満喫しようと精一杯なタイでしたが、パリ2日目のルーヴル美術館へ行っていた時でした。もうどうしても耐えられない!と限界が来たタイは、友だちに緊急で歯医者に行きたい旨を伝えました。
ルーヴル美術館の名画の中で緊急の歯医者を検索している日本人は絶対に歴史史上タイだけだと思う。٩( ᐛ )و
そしてその時にたまたま通りかかった日本男性2人組に話かけ、状況を話すと、その人たちが現地の日本の大使館で働いている人と知り合いらしく、すぐにその人に電話をかけてくれ、パリでの緊急の歯医者を聞いてくれました(泣)
その時に聞いたのがこちらの病院↓パリのアメリカンホスピタル
普通の病院かと思いきや、緊急の歯医者もあるとのこと。しかも英語が通じるとあって、ここは第一候補でした。
しかし友だちは韓国人で、パリに住む韓国人が書いていたブログから韓国人の歯医者を探してくれて、直接電話をかけてくれたのでそちらに緊急で行くことに。
友だちが通訳してくれるので安心していましたが、実際にドクターは英語も話せる方だったので問題はなかったです。
ちなみに場所はここ↓
個人経営されているのでドクター1人で全てをこなされていて、受付の子すらいない状況。でも手慣れた感じでサクサク手順を終え、あっという間に終わりました。
痛みの原因は、根管治療によるガスによるもの。細菌が出したガスが溜まっている状態になると歯の中の気圧が高まり、痛み・顔の腫れといった症状が出ることがあります。
なるほど・・・!どうりでズキズキと歯茎を押すような痛みだったわけか。
処方箋をもらい、薬局で痛み止め・抗生物質・消毒液を購入↓抗生物質は良い細菌まで殺してしまうらしいので、それを守る薬もおすすめしてもらったので買っておきました。
歯医者でびっくりしたのが、レントゲンを撮る際に、普通歯医者ではレントゲンを取る小部屋みたいところに行って機械に口に何か挟んで撮るのが一般的じゃないですか?でもここでは部屋をわざわざ移動せずに、小さい小型カメラみたいなのの先っちょに噛む部分が付いている機械で、歯医者の台に寝転んだまま、ピッて写真を取る感覚でレントゲン撮影が終了。
今まで色んな国で歯医者に行っていましたが、こんな技術は見たことない!と感心!テクノロジーですね。
ドクターは英語も話せるのでフランス語に自信が無い人、もし近くで緊急処置が必要な人・近所に住んでいる人はおすすめです。
ちなみに料金は48€でした。ドイツの保険は海外でもカバー対象になるらしいので申請したら返ってくると思います。
でもめんどくさがっていまだに申請してないんだろ。
パリでの日本語/英語可能な歯医者一覧 | |
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Dr.Jean-Paul Muller | 奥様が日本人で無料で通訳してくれるそうです。 |
Dr. insung JANG | 韓国人のドクター。英語可。 |
パリ アメリカンホスピタル | 緊急で可能。英語可。 |
Dr. Remy Tanimura | ドクターは日本語可。 |
Dr. Philippe Sarfati | ドクターは日本語可。 |
Google Mapで検索してみて下さいね!
パリのドクター VS ベルリンのドクター!?お互いをディスりあい!
根管治療には根管治療期間中に仮詰め(蓋)をせずに様子を見る根管開放という方法で、歯の穴を埋めてしまうのではなくあえて穴を開けたままにするというやり方があります。治療中に仮詰めをしてしまうと、上記にも書いたように歯の根本に膿が溜まっていたり、細菌が出したガスにより圧迫され痛みを伴うケースがあるので、進んで根管開放を行う医師と、再発のリスクが高まるという理由で根管開放を反対する医師と二手に分かれるそう。
それがまさにタイが診てもらったドクター達だったようで、2人ともお互いの治療法をディスりまくり٩( ᐛ )و
ベルリンでのドクターの施術が古いやり方だったから問題が起きたんだよ。今時古いやり方だ。
しかしドイツに帰国後、歯医者に行った際に言われたのは、
本来なら今日治療を終えることが出来たはずだったのに、パリで緊急で診てもらったドクターの応急処置が悪いせいで、あと1週間様子見だよ。
・・・もう、ほんまどうでもいい。٩( ᐛ )و
完全に方針の違うドクターだった様で、かなり皮肉的にお互いの治療のことをディスってましたね。
子どもか!
今思えば、どうりでベルリンのドクターからは治療中の歯で食べていいと言われていましたが、パリのドクターからは治療中の歯で食べないようにとの事で、どっちが正しいんだ?と思っていましたが、基本的に治療法が違ったからだったのか!と納得。
でも結局悪い(まぁコロナだったから仕方がないけれど)のは治療を延期せざるを得なかったベルリンのドクターかなということで、パリのドクターの勝利。
そこの歯医者は個人経営ではなくてドクターが3人いるところなので、緊急の患者だけ他のドクターに振り分けとかの対処をしてくれていて、2週間放置じゃなかったらこんな事にはならなかったのになぁと思うと少し悔しいです。だってせっかく行った旅行がそのせいで台無しだったんですからね。
でもこれも日頃の行いが悪いからなんでしょう。ベルリンにいる2週間何ともなかったのに、ホリデーが始まった途端、痛み出したので何かの罰だと思ってます。
神様にも嫌われた女!?歯が原因で第二次災害が発生!
根管治療が原因でパリでの休暇中に激痛に襲われた女タイでしたが、実はそれだけでは終わらなかったんです!
緊急で歯の治療をしてもらった翌日、ヴェルサイユ宮殿観光中に歯の痛みがなくなった時がありました。すぐに友だちにも報告し、これでパリ旅行を思いっきり楽しめる!と喜んだのも束の間・・・10分後にタイに起こったのは謎の止まらない咳。
ヴェルサイユ宮殿内の観光を終え、庭を観光中でした。急に咳が止まらなくなり、うずくまるほどの咳。不幸中の幸いで屋外だったので人が少なく、ジロジロ見られることはありませんでしたが、ヴェルサイユ宮殿敷地内でこれだけ咳をした人間はきっとタイが初めてだろうと思うくらいの咳。
友だちも唖然で口が塞がらず、大丈夫?と心配してくれましたが、肝心のタイは咳が出続けているので話すことが出来ず。野外だったので何かのアレルギーじゃないか?との事でしたが、アレルギーって普通くしゃみじゃない?とツッコミを心の中で入れながら咳をし続け、落ち着いた頃には歯の痛みが復活。
ほんま、いい加減にして!!!
そしてホテルに帰り、仕切り直して2人の大好物のシーフード専門レストランを訪れ、思う存分海鮮を楽しみました。そのレストランは本当に最高でサービスも良かったし、ベルリンではレアな魚介を食べることが出来、その夜は幸せに満ち溢れていました。
が、その幸せは長くは続かず。深夜に吐き気と腹痛で目が覚め、トイレにこもりっきりに!そう、海鮮に当たってしまい、食当たりに!!!!
朝になっても嘔吐と下痢が止まらず、パリのディズニーランドに行く予定が行けるはずもなく、事前購入していたチケットも台無しに。タイのせいでディズニーランド観光が出来ず、友だちも予定がパーになってしまったので友だちの分のチケットも支払う事に。
合計100€くらいは無駄になったよ。
実はタイ、人生で一度も食当たりに当たったことがなく、パリでのこの一件が初めてでした。これはもうきっとパリに嫌われてる!と確信したタイは、スピリチュアル系に詳しい友だちに連絡。すると、その友だちはまさかの元歯医者勤務だったらしく、根管治療の事も当然知っていました。
友だち曰く、多分それは根管治療中の歯からバイ菌が入ってしまい、普段だったら大丈夫な菌も免疫力が下がっている状態だったから対処出来なくて、それが食当たりに繋がったんじゃないかとのこと。
全てパリに着いた1週間で起こったこと。もうこれは完全にパリから嫌われてるよね
前世で何か悪いことをしたんじゃないかってくらいの仕打ち。タイが幼少の頃からずっと夢見たパリで史上最悪の体調不良。
でもそう言えば、前にマルタを旅行中にも高熱で苦しんだんだったな〜とか思い出して、きっとそういう星の元に生まれたんでしょう。
パリ旅行中に緊急で歯医者に行った女の話 まとめ
緊急で診てもらってからはもちろんすぐには痛みは消えなかったものの、治療してもらった安心感があり、気分がだいぶ楽になったので残りのパリ3日間を楽しめるはず!でしたが、ドクターからはまだ一応左側では噛まない方がいいとのことを言われたので食事は思う存分楽しめず・・・
しかも歯の痛みからの→咳→食当たりの3連チャンで体調不良に襲われ、人生で1番体調が悪かったんじゃないかってくらいパリでの休暇中は体調が悪かったです。
でもほんとに保険って大事だな〜と実感しましたね。オーストラリアの時も歯にトラブルがありましたが、保険なしだったので超高額請求でした。まぁ保険なしで48€だったからかなり安いものでしたけどね。
皆さんも旅行に行く際は絶対に保険に入るのを忘れないで下さいね!
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