海外に来る日本人のほとんどが、「海外で日本人と過ごすことに抵抗がある」のではないでしょうか。
せっかく海外に来たのだから、日本人の少ない環境がいい
タイも最初はそう思ってました。
しかし海外では予想外のピンチに陥ることが多々あり、今まで経験したことのない種類のピンチなんてざらにあります。でも実際に数々のピンチを救ってくれたのはほとんどが海外で出会った日本人。
今回は、ワーホリでこそ日本人の友だちを作るべき理由をまとめてみました。
ワーホリを成功させるためにも日本人の力は必要。その理由は?
まず何故ワーホリ・留学に来ている人たちが日本人といることを拒むのか?
もっとも大きな理由の一つが「日本語ばかり話して英語を話す機会が減るから」だと思います。
タイももちろん賛成ですよ。確かに日本人と友だちになって日本語話してたら、そりゃあそうなります
でも日本人の友だちだからと言って、日本語話さなくちゃいけない理由はありますか?
タイは同じ国出身でも英語で話してる日本人・台湾人・フランス人を知っています。みんな英語を勉強したいと思っているからです。
これは何度も言ってますが、日本人はNationalityを気にしすぎです。
島国出身の私たちが外国人の友だちを作りたいのは分かります。でも、だからと言って、人をどこ出身かで、友だちになりたいかを決めつける人が多すぎると思います。
少なくともタイの周りはたくさんいました。
その人たちは英語という言い訳をしているだけで、ただ西洋人の友だちを作りたがっているだけなのです。
ワーホリでこそ日本人の友だちを作るべき理由①:海外生活で重要なのはコネ!
日本人のことは日本人が1番良く知っています。困っていることも案外同じだったりしますし、ほしい情報を持ってたりする場合も。特に仕事探しやシェアハウスの情報を交換出来るのは心強い味方です。
現にタイはトラブルだらけでしたが、いつも日本人の誰かが助けてくれました。
仕事も家も紹介してくれたのは日本人!
タイが渡豪当時、あんな酷い英語力で来たくせに家探しも・職探しも全く苦労しなかった理由は、全て日本人の友だちのコネクションがあったから。
たまたま空きがあるからとシェアハウスを紹介してくれたり、募集をしているところ知ってるよって情報をもらったり。
オーナーが日本人だったため、レントを払うのを待ってくれた!
タイがシェアハウスに移動するきっかけになったのは、ホームステイ先での出来事があったから。
本来なら3ヶ月はホームステイしていたためお金はもう払ってたんですが、急遽出ることになったのでレントと言われる敷金のようなものが必要でした。しかし当時のタイは所持金がもうほとんどなかったんです。
そこでシェアハウスを紹介してくれた友だちがオーナーに相談してくれて、本来はレントが払えない人は住まわしてもらえないのですが、その友だちの友だちということで、特別にレントを待ってもらえました!
ホームステイを解約し、先に払っていたお金が返ってくるので、それが入るまでの間待ってもらえることに。日本人じゃなかったらこんなの通じないです、払えないなんて言ったら、即キックアウトです。
日本人じゃなかったらレントを払えず、お金がないのでそのままホームステイを続けなければいけなかったので、本当に助かりました。
ワーホリでこそ日本人の友だちを作るべき理由②:実は英語の勉強になったりする
日本人同士で日本語を話してると英語が伸びない!は、その通り。
でも逆に言えば、言語が同じだからこそ、言い回しやスラングを教えてもらうにはもってこいの相手なんです。
英語を勉強し始めた時って、まず頭の中で言いたい事を日本語で考えてから訳すじゃないですか。日本人同士だとニュアンスが伝わりやすく、「〇〇って言いたい時は何て言うの?」と細かい質問がしやすいんです。
英語が得意な友だちや、お互い苦手なら、一緒に勉強したり、質問しあったりするとスピーキングは伸びます。
タイも友だちから言い回しや、答え方をたくさん教えてもらって、それがのちに役に立ちました。
ワーホリでこそ日本人の友だちを作るべき理由③:同じ文化はやっぱり心強い!
言葉の壁はもちろんありますが、やっぱり文化の違いは大きいですよね。日本は島国で、独特な文化を持った国だと思います。KYや既読スルー。
こういうのも文化の1つで、既読スルーなんて単語もなく、返事を返さない人が結構多いくらい。約束はほぼ守らないですしね。
文化の違いって結構ストレスになるものです。
日本では当たり前の事が通じない!?時間・約束を守らない
これはもうテレビとかでもやってるから定番ですね。本当に時間を守ることって当たり前じゃないんです・・・。その内慣れるって言いますけど、時間を守る文化で生きて来た私たちにとって、いきなり「まぁいっか」と割り切れるものでしょうか?
海外生活が長くなると慣れますが、ワーホリ一年ではなかなか変われないと思います。ましてや影響されて、自分が時間にルーズになってしまうと日本に帰国してからさぁ大変。
時間に厳しい国・日本で生まれ育った人々はあなたのそのルーズを笑って許してはくれませんよ。
タイはTime is moneyの考え方なので、待たされるのが大っ嫌いです。外国人とか関係ありません。なので約束をしないという結論に至りました。
爆笑したい・・・!笑いのツボが合わない
重要ですよね、人生で「笑い」は。
面白かった思い出やエピソードはもちろんありますが、泣くほど笑った思い出はやっぱり日本人とでした。言葉の壁というより、もはや文化に入るのかもしれませんが。
例えば、日本では一回ウケたからって何度も同じ事したらスベるじゃないですか?それがないんです。
永遠に同じことやって笑かそうとしてきます。しかも特に面白くなかったけど、適当に笑ったらウケたと思ってるからツラい。
この地獄ループ、めっちゃしんどい。
空気を読まない。というか読めない!
これは本当に日本人で良かったって思う文化のひとつ。こっちが空気を読んでほしい時に読めない・読まない人が多すぎる!!
例えば、女友だちが失恋して泣いているシーンでタイが話を親身になって聞いていたら、アルゼンチン人の男友達が、「何話してんの?って泣いてるやん!大丈夫?何があったの?教えて!」みたいなテンションで割り込んでくる。
いやいやいや・・・空気読んで?
女同士で話してるとこに割り込んでくるだけでもイラつくのに。まぁこんなんが日常茶飯事でした。
こんなことしたら日本ではKY扱いされますよね。
人の迷惑になるから大声で話さない、という文化はない
これは一番ストレスかもしれないです。とにかくうるさい。
今までシェアハウスでも、騒音問題はかなり大きな問題になって来ました。夜中に洗濯機回したり、大声で叫んだり。特に中南米・スペイン語を話すグループはここが問題の人が多い気がする。
彼らはまず声が大きい。そして愉快な性格なんですが、集まるとうるさいので、他のヨーロピアンもイライラしていることが多かったです。
キッチンで料理をしていると、次から次へとスペイン語グループがやって来て、タイはあっという間に彼らに囲まれました。するとみんなでスペイン語でお喋りを開始したと思ったら、大合唱。そして大爆笑。
先に料理してたこっちが優先だろ普通って思うけど、そんなのお構いなし。楽しかったらいいんです。
日本に留学に来ている台湾人の友だちが「日本人って本当に静かよね。私たちはすごく賑やかよ」ってなんかちょっと優越感ある感じで言われたので、「そうだね。それはきっと私たちの文化が影響してるからだよ。私たちの文化は人の事を尊重する文化。うるさくしたら迷惑になるシーンではみんな静かにしているだけだよ。でも実はみんなとっても賑やかだよ」と教えてあげました。
ワーホリでこそ日本人の友だちを作るべき理由④:良い出会いがあった時、一生の付き合いになる
これが1番大きな理由かもしれないです。日本人同士だと、帰国後も会えるし、海外で出会っただけあって価値観や世界観が似てたりして、案外地元の友だちより頻繁に会うようになったりするから面白い。
特に女性は年齢を重ねる度に地元の友だちは皆結婚や出産で、会う回数がグッと減って来ます。しかし海外で出会った友だちは婚期はバラバラな為、自然と会う回数も増えたり。海外で出会ってるだけあって、サバサバかつ深い付き合いが出来るのも魅力かもしれません。
ホストファミリー問題も、携帯事件問題も解決できたのは日本人の友だちのおかげ!
この悲惨な事件も日本人の友だちなしでは乗り切れなかったです。
当時友だちもまだまだ少なかったタイにとって、語学学校で出会った友だちは心強い味方でとてもよくしてくれました。これが今でも忘れることが出来ないほど、いい出会いだったと思っています。
2年目にオーストラリアにいられたのも日本人の友だちのおかげ!
タイはオーストラリアのイチゴファームをして2年目のビザをゲットしました。それも日本人の友だちが協力してくれて、とることが出来ました。
実は1年目の時、英語が話せないことについてバカにされすぎて、英語を学ぶのから逃げていた時期があったんです。色んな国の人から笑われて、話したくないとまで言われ。
だからもう当時は1年で帰国するつもりでした。1年思う存分楽しんで、日本に帰って再就職しようって思ってました。
でも、日本人の友だちがLINEで「私2年目のビザ欲しいからファーム行くんだけど、一緒に来ない?」って誘ってくれて、なんとなく行くことにしたんです。
あの時はそれがタイの人生を変えるキッカケになるなんて思ってもみなかったです。
行ってみたら、そこで出会った日本人の女の子グループがすっごいいい人たちばっかりで。年下と年上がミックスだったけど、変に気を使わなくてよくて居心地がいい空間でした。
その女の子たちと一緒に働けたおかげで、毎日爆笑しながらイチゴ積んでました。その子たちとは未だに連絡をとっていて、日本に帰国した時も会ったりしています。
どん底のベビーシッター Lifeとさよなら!新たな出会い
そのイチゴファームで取った2年目のビザで、オーストラリアのアデレードでずっとやりたかったベビーシッターの仕事をゲットしました。
そしてさすがタイの人生、一筋縄では行きませんでした。新たな地でも、トラブルの連続でした。
「最悪だ・・・」と鬱になりそうになりながら生活をしていましたが、またまた日本人の救世主が登場。アデレードのママさんたちがとってもよくしてくれて、タイをどん底から救い出してくれました。特に1人のママさんとはとても仲良くなり、今でも連絡を取り合っています。
これは濃ゆ〜いはなしなので、またいつか書きます。
たった1ヶ月の共同生活で意気投合!ニュージーランドでも再会
オーストラリアの1年目は、居心地が良くて同じシェアハウスに10ヶ月も住んでいました。そこは日本人しか住んでいなかったですが、1人も嫌な人はいませんでした。
変わった人は1人いましたけど。
でもそこでたった1ヶ月だけあるメンバーと住んだのですが、そのメンバーと意気投合!毎日みんなで話したり、誰かがバイトの時は2人で話したり、3人が家にいる時はご飯を常に一緒に食べてました。
3人が集まるともう楽しくて楽しくて。オーナーが日本人の奥さんとオーストラリア人の旦那さんだったんですが、旦那さんを含めて話した時なんか爆笑しすぎて奥さんに注意されることもしばしば。
そのうち1人とは地元が近いので、日本に帰国した時や、お互いニュージーランドでワーホリ中で再会もしました!実家にも泊まりに行ったこともありますし、この間は彼女と韓国に遊びに行きました。
タイが日本人の友だちに紹介してもらったもの〜Aus編
オーストラリアは比較的に仕事やシェアハウスを見つけるのは苦労しません。でもタイがいたところは田舎だったので仕事は都会に比べて見つかりにくく、みんな苦労してましたが、タイは全てタイミングよく見つけることが出来ました。
・シェアハウス・タイレストランの仕事
・ホテルのクリーナーの仕事
・イチゴファーム(2nd visa取得)&パックハウスでの仕事
3ヶ月の学校生活が終わって、これから朝の時間に働ける!ってなった時に、仕事探さなきゃな〜でもそんな都合良く見つかるのかなと思っていたら・・・同じシェアハウスに住む日本人の友だちが移動するから、代わりに働いてくれる人を探しているとのこと!
仕事探しをして1日で仕事がゲットできました!
ホテルでのハウスキーパーで、日本人0の完全英語環境で働く事が出来ましたし、希望していた朝から夕方までの時間の仕事だったので、バッチリ。タイミングがよくラッキーでした。
タイが日本人の友だちに紹介してもらったもの〜NZ編
ニュージーランドでは仕事を見つけるのが困難と言われていて、実際にタイも苦労しました。シェアハウスもオーストラリアに比べて難しいと思います。
タイがニュージーランドで獲得した仕事はこちら。
・ホテルのクリーナーの仕事・キウイフルーツのピッキングの仕事
・キウイフルーツのパックハウスの仕事×2ヶ所
日本人の友だちが欲しくて、ニュージーランドに行ってすぐにナイトマーケットで仕事に応募し、そこで出来た友だちと仲良くなり、情報交換をしました。
その子が移動するから、ということでその子のポジションをもらうことができ、ホテルでの仕事をゲット!
キウイの仕事はコネが大事と言われているのですが、それも日本の大学時代の先輩の友だちがニュージーランドに住んでるということで紹介してもらってとっても良くしてもらいました。何度かお家にお邪魔して、ホームパーティーをしてもらって、餃子や鍋パーティーをして、とっても楽しかったです。
これも日本人同士だからこそ!
ワーホリでこそ日本人の友だちを作るべき4つの理由、まとめ
- コネが大事なワーホリでは日本人のツテでかなり左右される
- 英語も教えてもらいやすい
- 文化が同じだからやっぱり楽
- いつも救い出してくれたのは日本人
もちろんタイにもいますよ、外国人の仲良い友だち。でも、年々関係が薄くなっていることは事実です。
会いに行ったりすれば別でしょうが、やはりインターネット上だけでずっと関係をキープするのは厳しいんでしょうね。特に外国人ですから、あっさりしてます。
そんなんで、10人もいるかなってとこです。まだすごく仲良くしている外国人たちって。でも、海外で出会った日本人の友だちは数年経った今でも、仲の良い人との関係は変わりません。
タイの人生の中でかけがえのない出会いとなったのは何より日本人とでした。きっと、外国の子たちもそうなんですよ。国が同じ子同士でやっぱり深くなります。
必死になって日本人との関係を立つよりも、もっとEasy goingに行きましょう。きっとワーホリ自体がすごく楽しくなりますよ!
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