ドイツに来てから英語圏では問題なかったことがドイツでは問題だったりで、ちょっと落ち込み気味なタイです。英語圏じゃない国でワーホリをすると決めた日から覚悟はしてましたけど、ここまでドイツは英語社会じゃないとは・・・
負の連鎖が負を呼んで、ネガティブモードなので、これを機に(?)今感じている「ワーホリを続けることでのデメリット」について書いていきたいと思います。
海外生活で欠かせないビザの話。知らない人の為におさらい。
何年か前にも書いていますが、日本のパスポートを保持している人は日本国籍なので、日本ではない国に住みたいと思ってもVISAなしでは住む事が出来ません。
タイもワーホリに行く前、ビザの仕組みを全く知らなかったので海外に住みたいと思ったら誰でも住めるものだと思っていました。ただ行けばいいと思っていたんです。もう一度言います、海外に住みたいと思っても、ビザなしでは住む事が出来ません。
日本の国籍を持っているのに海外に住んでいる人は、何かしらのビザを持っている人、と言う事になります。もちろん、そこで生まれ育った人や、ハーフで2つパスポートを持っている人は例外ですが。
なので、日本の国籍を持っている人が海外で生活したいと思うと、何らかしらのビザを取得しなければいけません。そこで簡単に海外生活を送るためのビザに当たるのが留学ビザ(Student Visa)、ワーキングホリデービザになります。
芸能人などが海外移住できるのは、一般人では取れない枠のビザなのでくれぐれも一緒だと考えないで下さいね。
ワーキングホリデーを続ける上で出てくるデメリットとは?
タイは約5年間、ワーホリを通して海外生活を送っていました。なので日本の社会からはずっと離れている状態ですが、良くも悪くもワーホリを続ける事によって得た経験は数えきれないほどあり、それが今のタイの人生の糧になってると言っても過言ではないでしょう。
しかし最近になって、ワーキングホリデーを続けている事によって失ったものも多いと感じるようになってきました。もちろん得たものもその分多いですが・・・
ではタイが感じているデメリットとは何なのか?
帰国した際にマイナス?ワーキングホリデーは日本の社会では良いイメージがない
日本ではまだまだ浸透されていない上に、就活をする上では不利になる事が多いと聞きます。ワーホリに対して良いイメージを持つ人が少なく、会社側からすると「社会のレールから外れた人」というレッテルを貼られることもあります。
実際タイも一時帰国中に働いた場所で、職場のリーダーにそう言われた事もありました。
それは海外生活と聞くと、日本人は華やかなイメージしか浮かばないからでしょう。大抵の人は「へぇ〜1年間海外で遊び呆けてたのね」と言うイメージしかないからだと思います。
確かに1年間遊び呆けて帰る人もたくさんいます。でも中にはその一年をチャンスにしようと頑張る人もいるのに、ワーホリを知らない人たちからすればただのホリデーでしかないからでしょう。
タイは日本のパスポート保持者であり、いずれは日本に帰らなければいけない身です。いずれは日本に帰って、就活をしなければいけません。職種にもよりますが、マイナスなイメージに繋がる可能性はあると思います。
毎年、国が変わるので生活が安定しない事へのストレス
海外を転々としていると、生活が全くもって安定しません。携帯電話番号・銀行・住所・仕事・人間関係。嫌でも全てが毎年リニューアルされます。
やっと生活が慣れて、基盤が出来てきた辺りで1年間のワーホリビザが終わるので、また全てが一から。めんどくさい役所手続きや、家探し・職探しはもはや苦痛。
毎年、次の生活のための貯蓄生活。
そして1番大きいのは何と言ってもお金、金銭問題。1年間一生懸命働いても、次の行き先の為にお金を残しておかないといけない為、思ったほどお金に余裕がなくなります。
そして通過も変わるので、両替するとかなり損をするという悪循環に陥る。
タイはよく旅行に行っているイメージがあると思いますが、全ては貧乏旅行で、旅行に行く前はずーーーーーーっとお金を貯めるだけにしている期間が10ヶ月ほど毎年あります。
そして日本円が貯まっているわけではないので、日本に帰国した時はいつも貧乏。
続かない友情?遠距離は恋愛だけじゃなく、友情でも難しい問題。
遠距離恋愛が難しいのはご存知の通り、実は遠距離友情も難しいんです。海外を転々としていると、毎年それなりに出会いがあって友だちが増えているように思えますが、やっぱりSNSだけで繋がっている友だちが多いのも事実。
出会ってしばらくしたら離れ離れになって、下手したら一生もう会わないなんていう友だちは多いです。
側にいる当時はすごく仲が良くて、親友とまではいかなくっても何でも話せる仲!という出会いはいつくかありましたが、数年経った今では誕生日のメッセージをくれるのも数人。その国に行くことがあれば会う機会はありますが、なかなか厳しい現実。
日本の友だちとも結婚式に参加出来なかったり、友だちの出産で何となく疎遠になるというパターンはたくさんあります。
ワーキングホリデーを経て、何を手に入れたのか、を考える。
これが今まさにタイが直面して少し凹んでいる部分であり、現実。結局は自分が何がしたくて、海外生活を続けるのか、によって変わってきますが、もちろんだからと言って海外生活は全てが充実しているわけではありません。
歳を取ってから思うのは、同い歳の子たちが得ているものを手に入れることはほぼ不可能だということ。
どういうことかと言うと、同い歳の子たちはタイが5年間、上記の問題を抱えながら海外で生活している間、日本で頑張って働いて、生活の基盤を作っているんですよね。
5年間、転職したとしても、タイのように毎年転職している人はまぁ稀でしょう。そう考えると、5年間同じ職場で働いて、きっちり将来の為に貯金して、財を成している。
それに女性であれば、結婚や出産などの人生においての新たなスタートを切っている人も大勢いるでしょう。
家を買った、建てた、車を買った、昇給した・・・何らかの人生においての財産となるものを見つけている人が多い中、果たして自分はどうだろうか。
人は「ずっと海外で生活しててすごい」「誰にでも出来ることじゃない」「羨ましい」と言うけれど、だから何なのか?
未来に繋がる何かを自分は掴めているんだろうか。そんな風に感じ始めてしまった自分がいました。
日本帰国時に浦島太郎状態にならないためには?
タイが日本に帰国したら「5年間海外にいて得たものは?」と絶対面接などで聞かれる自信があります。
タイは日本で就職していた時に面接をしていた側だったので、タイだったら聞きますもんね。
もし聞かれたとしたら、1番に出てくるのは「英語力」と答えます。いや、本当に大した英語力じゃないですよ、威張れるほどの。
でも、タイが自信を持って言える理由は、それだけ必死に勉強したからです。本当に酷い状態でオーストラリアに行って、たくさん痛い目にあいました。
ずっと悔しい思いをしながら、海外で踏ん張ってきました。泣いて、泣いて、泣いて。それでもクソ!って
だからこそ「こんな中途半端な英語力で日本に帰ったら、絶対に忘れる。ある程度のレベルになるまで英語力を上げる」という目標をずっと持って、海外でやってきました。
でもきっと他の人にはその苦労も、タイが辛い思いをしてきた事も分からないと思います。当然ですけど、知らない人からすれば、きっとタイは「日本が嫌で逃げ出した負け犬」なのでしょうね。
でももし本当に頑張ってきたのであれば、それを証明出来ると思うんです。何かしらの形で。それは自分が得たものだったり、積み上げたものだったり。しかし証明をするためには、証明できるだけの何かがないと出来ませんよね。
海外生活を続ける上で「自分が何をしたくてここにいて、将来はどうするのか」をしっかり目標を持っていないと、同い年の友だちから取り残されたような、浦島太郎状態になるでしょう。
若いうちはそれでもいいかもしれませんが、タイのように30歳を過ぎると、また違ってきますからね。
ワーホリを続ける事のデメリットまとめ
- 日本のパスポート保有者はいづれ日本に帰らなければいけない
- ワーホリのマイナスイメージはまだまだ根強い
- 海外生活はそれなりにストレスあり
- 目標がしっかりしてないと日本に帰国時に浦島太郎に
もちろん「私は私だから人と比べないし」って人はどうぞ我が道を突き進んで下さい!いいと思います!
これはあくまでネガティヴ思考のタイが思うデメリットたちなので、デメリットに感じない人も多いと思いますし。そしてネガティヴ+年齢もあるので、時々日本に帰った時を不安に思って落ち込むだけなので( ᐛ )
1番大切なことは自分をちゃんと知っていることだと思うので、海外にいてもいなくても、ちゃんと自分と向き合うことが1番大切な事なのは間違いないです。
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