ワーホリで働く時の注意点!そのジャパレスは大丈夫?

Working Holiday

ワーホリで1番多い仕事先に選ばれているのはなんといっても飲食店。アジア系レストランからカフェやバーなど、飲食系は比較的に見つけやすい仕事の1つですよね。

 

しかもまかないが出るとなると、食費が浮くから節約にもなる♪と思って選ぶ人が多いのも納得。

 

でも実際はワーホリを狙った悪質なレストランもあったりするのが現状。給料をキチンと支払われないなんて話はよく聞きます。

 

そんな目に遭わないためにも、事前にしっかりとポイントを抑えて、楽しく働いてお金を貯めましょう!

 

あなたのジャパレスは大丈夫?イリーガルorリーガル?

まず1番ポイントになってくるのは、イリーガル(違法)じゃないかどうか。

Thai
Thai

実はワーホリ先で大人気のオーストラリアはイリーガルのレストランで溢れています。

 

イリーガルなレストランとは、国に本来の売り上げを報告せず、脱税をしているレストランの事。

もちろん脱税は法律で禁止されていて、店側は店の売り上げに対してちゃんと所得税を払わなければいけません。そして従業員に対しても同じで、誰を雇ってどれだけの給料を払っているという報告義務があります。

 

しかし実際は多くのレストランが売り上げを報告せず(もしくは額を偽って)脱税し、従業員たちも正式な書類上で雇用されていないので、所得税を払わなくてすむというカラクリ。

そして従業員たちは税金を払わなくてすむ代わりに、店側から最低賃金を支払われなくても文句は言えません。

 

日本式に分かりやすく言うと、働く際に身分証明書やマイナンバー、などを会社に提出して、給料が支払われると自動的に所得税が引かれている状態になりますよね。給料も最低賃金以下だと違法になるため、その県ごとに定められた最低賃金以上は支払われることになります。

 

しかしイリーガルなレストランは、身分証明書などの書類を提出しなくてもいいし、手渡しで税務署を通してないから所得税も引かれない。その代わりに最低賃金以下の給料で働いてもらう、という感じ。

 

 

ポイントは7つ!イリーガルじゃないかどうかの見分け方

まずイリーガルじゃないかの簡単な見分け方を紹介します。

  1. 時給が最低賃金以下
  2. 働く前に会社に重要書類を提出していない
  3. タックスナンバーを通していない
  4. 給料が口座振込ではなく、手渡し(✳︎
  5. チェーンではなく個人経営店
  6. アジア人オーナー
  7. 支払いが現金のみでカードが使えない

✳︎アイルランドではタックスナンバーを通してさえいれば手渡しでも違法じゃない

 

Thai
Thai

めちゃめちゃシンプルですがこの7点でそのレストランがイリーガルかどうかがほぼ分かると思います。

 

まずは時給が国から定められている最低賃金より下の場合は完全にクロ。最低時給以下を労働者に支払っている時点でまず違法ですしね。

 

次に、働く際に普通色々提出しなければならないはずの必要書類が一切必要ないパターンもクロ。誰かを雇って賃金が発生している時点で契約です。なのに書類がないのは完全におかしい。

 

特にビザは外国人を雇う上で1番大事なものなので、ビザの種類・期限は必ずといっていいほど聞かれます。労働を許可されたビザがない時点で雇うことは禁止されていますからね。

 

最後のポイント、タックスナンバーを通していない点はちょっとトリッキーかもしれません。タイもオーストラリアにいた時タックスナンバーの存在を忘れていましたし、辞めた後に気が付きました。

 

税金を払う上でタックスナンバーは必ず必要になってくるのでタックスナンバーの提出を求めてこない場合はちょっと怪しいと思っていいでしょう。

 

給料が銀行振込ではなく、現金で手渡しなのも場合によってはクロ。見分けるポイントとして、レストランの支払いが現金のみの場合は要注意。正規の売り上げを報告せずに脱税している可能性ありで、その現金が銀行を通さずに直接給料として違法に支払われているパターンも。

 

そして残念なことに、オーストラリアやニュージーランドではアジア系のオーナー、レストランはイリーガルな確率が高いのは確か。チェーン店はちゃんとしているところが多いですが、個人経営店は要注意。

 

Thai
Thai

でもちゃんとしたレストランが多いのも事実なので、そこに当たるかは運!

 

ぶっちゃけイリーガルなレストランで働くことは悪い事?

色々言いましたが、タイは別にイリーガルなレストランで働く事が悪い事とか、イリーガルはいけない!とかそういうことは言ってません。

 

タイ自身もオーストラリアにいた時はもちろんイリーガルなレストランで働いていましたし、よく分かっていなかったので「所得税引かれないならラッキー」くらいにしか思っていませんでしたしね。

 

タイがこの記事を通して言いたい事は、知らずにイリーガルなレストランで働いてしまい損をする日本人が少しでも減ればいいなと思っているだけです。

 

なので自分の意思で、別にイリーガルなレストランで働いても構わない!という人を止める気もありません。

どんなレストランで働くかは完全に自己責任という事です。

 

Thai
Thai

実際タイがオーストラリア・ニュージーランドで働いてきた飲食関係の全てがイリーガルな会社でしたからね。

元ルームメイトのChad氏
元ルームメイトのChad氏

イリーガルじゃないレストランで働いているのは、アイルランドとベルリンだけだよな

 

しかしこのコロナショックになってから事態は変わったように思います。今ドイツに住んでいて、フルタイムなので仕事がなくても国から補助金が出て暮らせていますが、これがオーストラリア・ニュージーランド時代のワーホリだったらタイのワーホリは厳しいものになっていた事は確実。

 

イリーガルなところで働いていて脱税していたので、もちろん政府からの補助金が出るはずもなく、レストランなので仕事もなく、家賃も払えないという状況になっていたでしょう・・・

 

ぐぴ氏
ぐぴ氏

イリーガルなところで働くってこういうリスクもあるんだね。

Thai
Thai

目先の事だけじゃなくて未来も考えなきゃいけないんだなってコロナで学んだよね。

 

注意点!イリーガルな会社の存在はマイナスな点に繋がることもある。

イリーガルなレストランで働くことは自己責任だと言いましたが、1つ言えることはそういうレストランが原因で、違法滞在者が増え続けるという問題にも繋がってきます。

 

本来ならビザなしで外国で働こうとしてもどこも雇ってくれないので、違法滞在者は仕事が見つからない=生活費を払えない。その国にとどまる事が出来ないはず。

 

そこで、イリーガルな会社やお店の出番。最低賃金を払わなくても、どんなにキツイ仕事でも、働きたいと言ってくる違法労働者が後を絶たないからです。

 

Thai
Thai

その国に滞在する為にお金が稼げるならどんな事もするよ!という違法滞在者が多いからね

 

 

会社的にも最低賃金は払わなくていいし、キツイ仕事もやってくれる。しかも彼らはお金が欲しいからハードワーカーで、そこらの現地の人よりよっぽど使える、というウィンウィン状態。

 

中には違法滞在者が麻薬など不正取引をしてその国の治安を悪化しているケースもあるので、不法滞在者は出来ればいない事がベストです。

 

ワーホリでイリーガルな所で働く人が多いのは何故?

 

ぐぴ氏
ぐぴ氏

でもビザがない人がイリーガルな所で働くのは分かるけど、なんでワーホリビザも持っている人までイリーガルな所で働くの?

Thai
Thai

それはやっぱり語学の問題とビザが大きく関わってる

んだよ。

 

やっぱり雇う側もバカではありません。雇うからには続けて欲しいし、雇う上で簡単な方がいいですよね。

例えば、日本人を雇うか、中国から来た留学生で、日本語もペラペラではないけれど話せる2人の人間がいたとして、どっちを雇いたいと思いますか?

 

もちろん国籍の話をしてるのではなく、自分の国のパスポートを持った人の方が雇いやすいということ。しかも言語という壁は大きく、接客業となるとネイティブの方が安心ですよね。

そして外国人を雇う時に起こるビザ問題も、その国の人なら問題なし。現地の人だったら一生働ける可能性だってある。

 

普通いい仕事はその国の人に回るようになっていて、外国人が仕事を見つけるのは簡単ではありません。そしてワーホリに行った人たちに当たる仕事といえば、人の出入りが激しい飲食店のバイト、という自然の流れに。

 

ぐぴ氏
ぐぴ氏

で、語学もつたない日本人を雇ってくれるレストランといえば、アジア人オーナーのイリーガルなレストランになるって事なのね・・・

Thai
Thai

その通り!ワーホリにとって1番手っ取り早く仕事を見つける方法で、1年間の短い期間の中で仕事探しに何ヶ月もかけてられないということもあるしね。早くお金を貯める為に見つかりやすい仕事に就いてしまうってわけ。

 

その国で生まれ育った人はビザもいらないので、もっと時給の高く、楽な仕事に付きたがります。日本でいう、中国やフィリピンの人が出稼ぎに工場やキツイ仕事に就くのは、日本人だと時給が高くなるし、募集がなかなか集まらないというパターン。

 

でも日本にどうしても居たい彼らは必死に働くし、最低賃金もしくはそれ以下でも文句は言わない。

それがオーストラリアやニュージーランドなどでワーホリをするアジア人も同じで、日本で起こっている現象がそこで起きているだけなんです。

 

Thai
Thai

でももちろん、イリーガルじゃない仕事をゲットしている人もたくさんいますよ!英語力があれば、の話ですけどね

 

タイが今までで働いた、イリーガルなレストランたちと当時の時給を公開!

当時の最低時給は、オーストラリア(2015・2016年)が$17、ニュージーランド(2017年)が$15くらい。

タイがイリーガルなレストランでもらっていた時給
場所 時給
オーストラリア(サンシャインコースト) タイレストラン $14
オーストラリア(メルボルン) カフェ $15
ニュージーランド(オークランド) ナイトマーケット 日給$90

 

最初に働いたタイレストランは英語力が皆無だったタイにとって救いの場でしたが、もちろんイリーガル。メルボルンで働いていたカフェはヘッドシェフだったにも関わらずこの時給!最初なんか$13スタートでしたからね・・・!ニュージーランドでのナイトマーケットは時給で換算すると$10くらい。

 

ぐぴ氏
ぐぴ氏

ほんとだ、どこも最低賃金より低い。

 

もちろんどこで働くにも、パスポートの提出や何かの手続きはしていません。面接だけして、はい採用。という流れで、給料が手渡しだから「銀行口座持ってる?」という下りは皆無。

 

Thai
Thai

銀行口座作るのにも、その国籍の人間じゃない場合はパスポートとビザを提出しないといけないので、不正入国した人はもちろん銀行口座を作ることは出来ない。そういう人たちにとって、キャッシュジョブはまさに助け船なんだよね

 

 

アイルランドではイリーガルじゃない所で働かなきゃ損!

タイも3回もイリーガルな所で働いただけあって、イリーガルなレストランで働くことを何とも思っていませんでした。仕事が見つかるだけありがたいし、イリーガルな会社だからと言って、オーナーが悪い人ばかりとは限らないからです。

 

しかもワーホリは最長1年で、一生働くわけじゃないのにそんな細かいこと気にしてるうちに1年終わるわ٩( ᐛ )وと。

 

Thai
Thai

でもその考えがアイルランドに来てガラッと変わりました。

その理由は、アイルランドでは法律でフルタイム・パートタイムに関わらず、有給が認められているから!!!バイトの立場でも有給がもらえるなんてヤバすぎますよね。

 

Thai
Thai

でももしイリーガルな会社で働いていたら・・・有給のゆの字も拝めなかったでしょうね・・・

 

タイの当時働いていたレストランは4ヶ月働いたら1週間の有給がもらえます!バイトの立場で1年で3週間の有給がもらえるという最高の条件。

 

日本での社会人時代、福利厚生が全く出来ていない会社で働いていて、有給・ボーナスなしの月6日休み(例外月なし)、12時間以上労働、もちろん残業代なし・店は年中無休。そして社会保険・国民年金の負担なし。という超ブラックな会社でした。

 

海外に来て初めての有給がアイルランドで味わえました!オーストラリアやニュージーランドではイリーガルな所で働いた人も、アイルランドでは有給制度があるのでちゃんとした所で働かないと損になりますよ!

 

まとめ

  • 主にオーストラリア・ニュージーランドではイリーガルなレストランで溢れている
  • イリーガルなレストランかどうかのポイントは7つ
  • イリーガルなレストランで働くかどうかは自己責任
  • アイルランドではバイトでも有給制度が定められているので、イリーガルなレストランで働くと損!

ワーホリに行く人たちにとって、何より大事なのが仕事。仕事がないとその土地で生活出来ないし、何よりワーホリしに来た意味がない。

 

タイもジャパレスで働くのは大好きなんで、働くな!とは言ってません。むしろジャパレスで日本人の友だちを作るのはとても重要だと考えています。

正直、オーストラリアやニュージーランドでは何不自由なく働いたので、むしろイリーガルな所でもいいと思ってます。ただアイルランドでは、イリーガルな所はやめときましょうっていう話がしたかっただけです。(笑)

 

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